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22歳 6月 vol.1

仮の姿
アルバイトで生計を立てていた自由な生活とは違い…
社会人生活は大変でした。
営業所の近くに引っ越しし…
就職後も続けようとしていたアルバイトは辞める事にしました。


ボクの就職した会社は、新規の婦人服アパレルメーカーでした。
これからの会社の戦略として、紳士服にも進出して行こうかという時期と…
男女雇用機会均等法の影響も少なからずあり、この年初めて男性社員を採用したのです。
折しもDCブランドが華やかになる前の、小さいけれど活気に満ち溢れた会社でした。


配属された営業所は当然女性ばかり。
普通の男性なら、色々な意味で羨ましく思われるかもしれませんが…
実情は違いました。
男の職場に女性が進出するだけで大袈裟に騒ぎ立てられた時代に…
逆に、女性の職場に男性が進出する訳です。
受け入れる風潮などある訳もありませんでした。


新入社員は女性が1人と、男が2名。
女性社員はすぐに職場の雰囲気にも慣れていきましたが…
もう一人の男は『女の職場』に馴染めず、夏を待たずに退社してしまいました。
ボクの場合…
男への嫌悪が激しかった時期だったので、女性が多い職場はむしろ助かりました。
確かに、最初はイジメのようなものも確かにありましたが…
仕事に慣れていくうちに、徐々に職場のみなさんと打ち解けていました。
もっとも…男性としてこの職場で過ごしたのは1年間で…
その後は職場のみなさんのご理解もあり、女性として働かせてもらいました。
後に、この事が会社で大問題になるのですが、それは後ほどお話できると思います。


研修期間を終えると…
課長と外回りの日々でした。
日本中の代理店を廻り、自社の製品を置いていただくのです。
課長は『仕事は目で盗んで、自分で生かしなさい』が口癖で…
営業成績は常にトップの凄い女性でした。
この営業所は彼女無しでは成り立たないと言っても過言ではありません。
仕事には厳しいのですが後輩の面倒見が良く、会社では《姐御》的な存在でした。
彼女とは、会社を離れてからも…
今でも親友付き合いをさせていただいています。


同期入社の女性社員は、先輩の助けも借りながら少しずつ営業成績をあげてゆくのですが…。
課長は仕事に厳しい方で、ボクに対しての甘やかしは一切ありませんでした。
会社側からしてみれば、今までの風潮を払拭してまでして採用した男性社員がダントツの成績ビリ。
社会人1年生で、早くも落ちこぼれ社員のレッテルを貼られてたボクを苦々しく思った事でしょう(笑)
でもボク本人は…
落ちこぼれと言われても…仮の姿で一番になる為の、自分なりの努力は惜しみませんでした。
焦る事無く、奈美様から授かっている時間を大切に過ごしていました。
全ては奈美様のご期待を裏切らないように。




奈美様からお電話をいただたのは4月中旬頃でした。
『お仕事の都合で5月、6月の調教はできません』との事。
実際は、ボクへの行過ぎた御調教(?)の対して…
サークル内の謹慎処分を受け入れたものでしたが…
ボクに気を遣われて《お仕事》と言ってくださったのでしょう。
その代わり…。
5月4日のボクの誕生日に、お電話してくださるとおっしゃいました。
お会いできなくでも、奈美様と御一緒の時間が過ごせるなら…
感謝以外の言葉はありません。
奈美様のお優しさに涙が零れます。


『あの本はお役に立ってるかしら?』


奈美様から頂いた御本は…
頂いてから欠かさずに読み、実践もしていました。
お茶煎れに関しては…
ボクが煎れたお茶は『お茶の種類変えたの?』と言われる程、社内で美味しいと評判でした。
営業成績も上がらないのにお茶の煎れ方だけが上手なので…
《お茶汲み社員》と陰口を言われていたそうです(笑)


身だしなみも疎かにはしませんでした。
アイロン掛けから靴磨きまで完璧にできました。
会社で扱う製品が女性物のお洋服や小物だったので…
この勉強は実に役立ちました。


お掃除も今まで以上に綺麗するようにに心がけてました。
自分の部屋のみならず、自分の所属する部署の部屋もお掃除していました。
清掃にこられる業者の方に…
『ここは掃除の必要はありませんねぇ』と言われるのが嬉しかったものです。
部屋が綺麗になると部署の人達も汚さなくなり…
ボクいる部署だけがいつも綺麗な部屋になっていました。
仕事に支障が出ないように早出出勤して掃除していたので…
何故この部屋だけがいつも綺麗になっているのか?
部内の誰も知らなかったハズです。



お電話を切る間際…。
『仮のおまえと、本当のおまえに一つずつ宿題を出しましょう!』
と奈美様はおっしゃいました。



仮のボクには…
簡単なお料理の本を買うようにとの御指示でした。
お料理は、カロリーと栄養のバランスを勉強なさいとおっしゃいました。
外食時は特に気をつけるようにおっしゃるのです。
帰宅後は、簡単な物でいいからなるべく手作りの物を作って食べなさいとの指示です。
それまでのボクは、家ではほとんどお料理などした事が無く…
外食か、コンビニおにぎりがボク食生活でした。

さっそく簡単なお料理本を購入し…
作り始めると楽しくなり、遂にはお昼のお弁当まで作ったりしていました。
さすがに会社の同僚には、自分で作ってきましたと言えず…
『近所のお弁当屋さんから毎朝買ってくる』と嘘をついたのですが…。
『美味しそうだから私にも買ってきて!』と頼まれる始末。
嘘だといいきれず、結局4人分のお弁当を作るハメになりました。
でも、みなさんが『美味しい』と言ってくれると悪い気はせず…
お弁当作りが苦だとは思いませんでした。
むしろ幸せな気持ちになるのです。
この会社を退社する頃には…
一般家庭でも中々揃わないような食器や香辛料がキッチンに並ぶほど凝りました。
凝り始めると、止まらなくなる性格のようです。
それでも…奈美様が作られるお料理には到底かないません。
奈美様はお料理も完璧でした。



本当のボクには…
いつもと違った精液採取でした。
『毎日精液採取なさい!
でも今回からはすぐに採取してはいけませわ。
必ず、手淫してから30分以上我慢なさい!
手を休める事も、離す事も許しません!よろしくて?』



今までは…
採取する事だけに集中し、逝きたい時に逝けていたペニスが…
奈美様の見ておられないこのお部屋で30分も耐えられるか不安でした。
ですが…授かったありがたい宿題ですを疎かにはできません。



『精液採取は絶対厳守!
お料理はできる限りでよろしくてよ。
忙しい時は、私もサボりますからね。ふっふ!』



奈美様のお電話を切り…。
お電話の前で伏せました。
見習い奴隷としての躾けから、ボクの健康まで気を遣ってくださるお優しさ。
感謝の気持ちでいっぱいでした。


きょうの分の採取は済んでいましたが…。
新たに出して頂いた宿題をする為に、例のユニフォームに着替えました。
先日の御調教以来、全裸で精液採取をすることは無く…
必ず奈美様が作ってくださったユニフォームに着替えます。
目の前には奈美様から頂いたパンティーを恭しく置き…
さっそく始めたのました。

必死に射精を我慢したつもりが…5分と保ちません。
お言い付けを守れない自分が情けなかったです。
結局、翌日も、翌々日も、結果は同じ。
お電話をいただける前日まで精液採取をしましたが…
30分耐えた事は一度も無く、頑張って10分が限界でした。
この体たらくを奈美様にどう報告していいか迷いました。

奈美様は以前…
『黙っているなら嘘をつきなさい。
おまえの正直さは、人を傷つけますわ。
おまえが明らかな嘘をついているとしても…
私はちゃんと騙されてあげてよ。』
と言われた事があります。
でも…。
奈美様に嘘なんて…。
ボクには…。




~22歳 5月4日 PM8:00~
会社を定時に退社し、早々と全裸になりお電話前で正座をしていました。
お電話をお待ちして2時間。
待ち焦がれていた奈美様からのお電話に…
逝く事に慣れきったペニスは敏感さを増し…
毎日精液を作ることに慣れてしまった睾丸には…
たった1日で溢れんばかりの精液が溜まっているハズです。
正座した脚に挟まれたペニスは熱く…
もう一つの心臓が存在するかのように脈を打っています。


そんな体とは裏腹に、心の中では…
奈美様から授かった宿題を一度もまともにできなかった後ろめたさに苛まれていました。
《奈美様になんてお詫びしよう…嘘なんてつけるだろうか?》



《ツゥルルル…ツゥルルル…》
答えを見つけられないまま…受話器を取りました。


『はい…○○です。(本名)』

『ごきげんよう!お元気?』

『はい!奈美様にいただいたお時間を大切に生きています。』

『お仕事はいかが?』

『は、はい…仕事は…お茶汲みとお掃除以外は…おそらくダメ社員です。』

『まぁ!正直だこと!ふっふ!
でも、お茶汲みもお掃除もバカにはできませんわ。ふっふ!』

『はい!』

『お茶汲みとお掃除は社会人の基本です。
基本すらできない者にいい仕事なんてできないのよ。
これからも続けなさい。』

『はい!』

『お掃除は?…ちゃんとおトイレもお掃除してるの?』

『残念ながら男子トイレだけしかできません。』

『まぁ!おまえの会社は女性が多いのではなくて?』

『はい。女子トイレがほとんどで…男子トイレは1箇所だけです。』

『意外に思うかもしれないけど…
トイレは男子よりも女子の方が汚れていてよ。
特に女性の多い職場の洗面台はね。
何事もお勉強ですわ。
明日から女子トイレもお掃除なさい!
おまえなら女子トイレに入っても怪しまれないんじゃなくて?
ふっふ!
何も全裸になってお掃除なさいと言ってるのではなくてよ。
ふっふ!
もっとも、裸のなってもペニスさえ隠していれば…
十分に幼い女の子に見えてよ。
ふっふっふ。』

『あ…は、はい…』

『おまえが戸惑っている姿が目に浮かぶわ。ふっふ!
エプロンに長靴、それにマスクでもしていれば誰にも怪しまれないわ。
お掃除時はドアも開けっ放しにしておけば平気でしょ?
いずれはおまえも、女子トイレを使うのだから。
何事もお勉強よ。』

『はい!』

『ふっふ!ホントに正直なコね!
先程まで戸惑っていたおまえが…今度は嬉しがる姿が目に浮かぶわ。』

『は、はい!』

奈美様のいらっしゃるであろう方向に頭を下げました。
早出出勤して掃除をしていれば、誰にも会う事は無かったのですが…。
どうしても女子トイレだけはお掃除できずにいました。
仮の姿のボクは、同僚達には男性社員でしかありません。
女子トイレへ入る所を見られれば問題にならないとも限りません。
でも、奈美様がおっしゃるようにエプロンやマスクをして扉を開けっ放しにしておけば…
男だとしても余計な心配はいらないかもしれません。


《明日からもう少し早く出勤しよう!》


この頃のボクは、朝6時には出社していました。
4時に起きて身仕度をし、出掛けるギリギリにお弁当を作り…
5時半には自転車に乗ってました。
会社に着いてまずお掃除を手際良くこなし…
7時過ぎにはお茶の準備。
9時に仕事開始。
帰宅は早くて夜の7時。
遅ければ10、11時。
お洗濯、お掃除、お食事、お風呂を済ませると1時を回る事がしばしばでした。
一番大事な奈美様から授かった宿題を済ませると、睡眠時間は2~3時間。
今思えばかなりハードにも思えますが、体力が有り余っていたのか?若さなのか?
全然、苦ではありませんでした。
奈美様からいただいている仮の姿のボクは充実していました。



『仮の姿のおまえはちゃんとしているようね。嬉しいわ。
ところで…電話の前にひれ伏している本当のおまえはどうかしら?
ちゃんと充実していますの?
私にとっては、そちらの方が大切ですわ!
仮の姿のおまえはお仕事をきちんとしているのに…
本当のおまえを疎かにしていたら意味ありませんものね!』

『はい!も…ちろ…ん…です!』

《はい!勿論です!》と言いかけて戸惑ってしまいました。
失敗を繰り返した宿題の事が頭を過ったのです。
些細な変化を見逃してくださるほど、奈美様は甘くはありません。
いくら『黙っているなら嘘をつきなさい』とおっしゃられたとしても…
このミスの後での嘘は見苦しいだけです。
結局、ボクは奈美様に嘘はつけないのです。


『ふっふ!勿論ですと言うところ…つかえましたわ。
おまえってコは…本当の自分の仕事を疎かにしたのね?』

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