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22歳 3月 vol.12

絶対



『できるだけ?できるだけとは?どういう意味ですの?』

『あっ!は、はい。申し訳ありません。』

『今の言葉は、完全に油断でしたわね?
奴隷の分際で、女王に対して《できるだけ》とはふざけたコね?
お立ちなさい!』

奈美様のお怒りを感じます。
奈美様のお怒りは、ボクにとっては例えようもなく恐ろしく…
奴隷としては、背信にも似た屈辱を感じるのです。

《ピシッ!ピシッ!ピシッ!ピシッ!》

立ち上がったボクの身体から、重力を無視するかのように反り立つペニスへの鞭打ち。
寸分と狂わぬ正確さで、右に左にペニスを真芯で捉え、鞭打つ音と同じような勢い…
鞭打たれたペニスが脇腹を叩き、まるで連鎖するようにリズムを刻みます。

『ぐぅぅ…』

鞭音と、連鎖する音が鳴り止むと…。

『世の中に絶対は無いわ!けれどね。それは普通に生きている人達が使う言葉よ!
おまえは何?候補と言えども、おまえには奴隷という肩書きがついていてよ?
しかも私の奴隷候補…。
ご不満があるのなら今すぐ逃げてもよろしくてよ?
できるの?』

『申し訳ありません。奈美女王に、絶対の服従を誓います。』

『おまえは…ホントは賢いハズだわ。理解できるハズ。
誇りを持ちなさい。誰にも理解されなくても、私が理解してあげます。
私達に絶対は必要なのです。』

ペニスの痛みを忘れ、感動の涙を流しました。
そして膝を折り、床に伏して…。

『二度と曖昧な言葉は使いません。お誓いします。』
と申し上げました。

『外へ出なさい。ご褒美です。』

ドアノブに掛けられたハーネスの鎖を外され、首輪だけを身に纏って冷たいエレベーターホールに連れ出されました。

『蓄奴』

と言われ、エレベーターホールの真ん中で、伏してお尻を突き出すポーズを取ります。

『よろしくて?私のご褒美に、喜びの声をあげるのは絶対に禁じます。
おまえが声を出さず、おとなしくご褒美を受け取る事ができたら、お部屋に入れてあげます。
一声でもあげたら、永遠にご褒美は続きますわ。
おまえはマゾですから…永遠のご褒美も魅力かもしれないわね。
けれど、私の命令は絶対ですわ。
マゾとしての欲望を取るか…女王の命令を取るかは、おまえの精神と身体に聞くしかありません。
私の命令に従う気はあって?』

『もちろんです!奈美様の御命令に従います。』

『私の命令を選ぶのね?ふっふ。私は大変満足よ。お口をお開け。』

そうおっしゃると、着替えの入った脱衣籠から、ボクが穿いてきたパンティーを取り出して…。

『まぁ~おまえのパンティー…グショグショに濡れていて…
ふっふ!少し重くなってるわね。これでも銜えなさい!』

陰液で濡れたパンティーをボクの口にねじ込みました。
汚れたパンティーを、奈美様に触っていただくのは気が引けましたし、恥ずかしかったです。

『あいあおぅおあいあう(ありがとうございます)』

『自分のパンティーのお味はいかがかしら?ふっふ。』

『おいひいえす(おいしいです)』

『耐えられなければ大声をお出して助けを呼びなさい!
そうすれば、マンションの住人のみなさんが駆け付けてくれるわ!
もっとも…首輪をつけた全裸男。
しかもペニスをギンギンに勃起させて涎まで垂れ流している男を、本気で助けてくれる人はいるかしら?
変態くんは、そのまま警察行きね。会社にもバレてクビになるかしら?
おまけに私にも捨てられて…おまえの人生の最後が見えるようね。ふっふ!』

《会社は辞められても、奈美様とお別れする事は嫌です!》
と言おうとしましたが…

ヒューと言う空気を切り裂く音がして、肉を叩く熱が背中、脇腹、お尻、太股にヒットしていました。

大きな鞭音はエレベーターホールに響き渡ります。
ボクが叫ぶより、鞭音の方が住人の方に聞こえてしまうのではないか?と思う程の炸裂音です。
休む間もなくあらゆる箇所に熱を保たせてゆきます。
パンティーを銜え込み、必死で声を押し殺しながらご褒美の鞭をいただいてます。
エレベーターホールは外の空気ですから、寒いハズなのですが…
奈美様が言われたように、露出狂の血のおかげで寒さは感じていませんでした。
逆に、鞭打ちに耐え、声を押し殺していると汗をかいていました。

何回くらいの鞭打ちのご褒美をいただいたでしょうか?
奈美様は鞭打ちを休まれ…

『いいコだわ!私の命令に忠実ね!ふっふ!
こんないいコには…もっともっとご褒美を与えたくなるわ!』

『あいあおーおあいあす(ありがとうございます)』

『そのままの姿勢で、ペニスを可愛がりなさい!自慰するのよ!
でもね。勝手に逝くのは許しませんわ。
逝きたくなったらちゃんと許可を与えます。
声を出せないのだから、逝きたくなったらお尻を振りなさい!ふっふ!
その格好で、私にわかるように懸命にお尻を振るのです!
さあ!始めなさい!』

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