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22歳 4月 vol.31

コレクション
視力を奪われている為…
監禁室の淀んだ空気が、外の新鮮な空気と入れ替わる対流で…
扉が開かれた事実を肌で感じました。
焦点の定まらない視線を奈美様のおられる方へ向け。
《な、み、さ、ま》
と、力の無い擦れた声で言いました。



この時。
ボクの姿を別室のモニターで御覧になられたサークルのメンバーは…
即座に調教中止の判断をくだされたそうです。
ベテラン同士のSやMの場合と違い…
奈美様のお若さ、ボクの経験不足を考慮すれば…
ある程度経験を積んだ今のボクの立場でも、調教中止の判断をしたでしょう。
それほどまで、ボクは危険な状態に追い込まれていたのです。
メンバーは調教室に『中止』のお電話をかけたそうです。

ところが…
調教室のお電話が鳴る事はありませんでした。
ドアをノックしても、これだけの防音装置が施された部屋に響くハズもありません。
御調教の際には必ず合鍵を別室に残して置かなければならないのですが…
合鍵も見つからなかったそうです。

おわかりですよね?
すべては奈美様の仕業でした。
予め全ての部屋の電話コードを外し…
呼び鈴のある玄関の電源を落とし…
合鍵をご自分でお持ちのままお部屋に入られたのです。
ご自身のSとしてのプライドとを賭けて…
ボクを導こうとしてださったのかもしれません。



『まぁ!まだ1時間も経っていないのに…
なんてザマですの?ふっふ!
擦れた声なんか出して。
同情なんてしませんわよ。ふっふ。』

『いぇ…大丈夫です…』
枯らした声で申し上げました。

『まあ!大丈夫なの?それではもう1時間ここにいる?』

『いえ…。』
やっとの思いで首を横に振りました。

『いえ…しか言えませんの?ふっふ!わかりましたわ!
おまえ、お芝居をしてるのね!
そんなに疲れたフリをして私達の同情を買おうとしてるんでしょ?
違うかしら?』

『ち、違います…お芝居なんかじゃありません!』
声を出すのもやっとでした。

『おまえはそんなにうなだれていても…
ペニス様はまだ元気そうね!ふっふ!
ペニス様を見習えと言いましたわ!
しっかりなさい!
おまえの哀れな姿を見て…
奴隷達に笑われてますわ!
ふっふ!あははは!』

《奴隷達?そうか!奈美様は奴隷達を連れておられるのか…えっ?てゆう事は?》
ボクの体に緊張感が走り、思わず…
『やめてください!御奉仕をおやめください!』と叫んでいました。
奈美様はその言葉を待っていたかのように…。

『ふっふ!おわかりのようね?
私の愛する奴隷達が3匹。
今おまえの目の前にいるわ。
先程、1時間掛けてご奉仕させたのに、まだ足りないそうなの。
もっとも、私もまだまだ満足なんてしてなくてよ。ふっふ!
今夜は、この奴隷達の舌が壊れるまで楽しむつもり。
もしかしたら、今夜だけじゃ足りないかもしれなくてよ。ふっふ。
一週間かしらね?
ゴミの目の前で一週間、この奴隷達にご奉仕させたら満足するかしら?
仕事も当然休んでいただくわ!いいわね?』

奈美様は奴隷達にお声を掛けられているようでした。
奴隷達のお返事が聞こえないのは、口枷でもされているのか?
それとも一切の声を出すなと命じられているのか?
視力を奪われていたボクには、その状況を知る事ができません。

『頷いて…おまえたちも嬉しそうね!
おまえ達の舌が一週間保たなければ…
目の前のゴミと一緒に捨ててあげますわ!
ふっふ!あははは!』

この時のボクには…
舌奉仕の経験は全くありませんでした。
女性の性器すらまともに見た事も無く…
聖蜜の味など想像もできません。
奈美様の聖域に舌を這わすなど夢のまた夢。

『あぁ…。』

耳を塞ぐ事も許されない拘束された立場。
奈美様の聖域へ舌を伸ばす奴隷達への嫉妬。
そして…目の前で行なわれるであろうご奉仕への嫌悪。

『○○は右のヒール置き、△△は左足よ。』
奈美様は着々とご奉仕の準備をされています。

『□□はご奉仕のポーズ。ふっふ!順番にさせてあげますわ!
おまえ達の舌で何度も逝ってあげてよ。
たっぷりと聖蜜を飲みなさい。喉が乾いたら聖水も飲ませてあげるわ。』

聖水…
SM誌で、言葉だけは知ってましたが…
奈美様も人間ですので聖水をなさいます。
当然ながら、専属になってからはボクも授かりましたが…
聖水は《ご褒美》のようなものではなく…
あくまでも道具として使ってくださるものでした。
使い方も聖水を撒き散らすような下品な使い方もしませんし…
受け方も特訓が必要です。
味を感じるのはお掃除の時くらいで…
いわば御主人様の完全なる聖水道具としてのお役目に撤します。
ボクがこのお役目の特訓を受けるのが、翌年の今頃。
壮絶な聖水特訓はまだまだ先のお話です。
尚、はじめに申し上げておきますが…
うちのサークルの御主人様全員、誰一人黄金はなさいません(笑)
その片鱗すら奴隷達に見せません。
20年以上続くサークルのルールです。(笑)


奈美様と奴隷達の準備は進みます。

『まあ!○○はペニスに踵を置いて欲しいの?嬉しいわ!
それではおまえは特別に目隠しを取ってあげてよ!
私の体をじっくりと御覧!』

『△△?おまえも踵がいいの?
おまえのペニスは先程の自慰で萎えていて乗り心地が悪いわ。
罰としておまえは目隠しをしたままよ!』

『□□!もう涎なんか垂らして!悪いコね!』

子供を叱るような優しい母親の口調です。
聞いてるボクもうっとりするような口調なのです。


『御覧なさい!あれがおまえ達の奴隷になりたいと言ったゴミですわ!』
奈美様と奴隷達の視線が突き刺さります。
いや!アイマスクをしているので、突き刺ささった気がしました。


『愚かですわ!監禁室で1時間も拘束されて、これからペニスを切り取られますのよ!
挙げ句には警察行き!あははは!』

『あぁ…。』

『さて!ゴミ!』
奈美様がボクにお声をかけてくださいます。

『はい…。』

『おまえの切り落としたペニスですけどね。
先程私、ホルマリン浸けにしてペニスコレクションに加えると言いましたけど…
あれは止めましたわ!』

『えっ!は、はい…。』

確かにおっしゃいました。
それと同時に、奈美様のコレクションのひとつに加えていたたげるならと…
覚悟めいた喜びも感じていました。
しかし…。

『私のお部屋のペニスコレクションは…
あくまでも私に忠誠を誓った奴隷達のペニスですわ!
いずれこのコ達のペニスもコレクションとして加えようと思うの。
そこへ…おまえのようなゴミのペニスを置いたら、今までの奴隷達に失礼でしょ?』

『そ、そんな…』

『ですからね。おまえのペニスはこの奴隷達の餌にしようと思うの!いかがかしら?』

ひどい…
本当にひどいと思いました。
あんなに…ペニス様とおっしゃって可愛がってくださったのに…。
ボク自身はペニスなんてどうなろうと関係ないハズなのに…。
奈美様の愛される奴隷達の餌にすると聞くと…。
やりきれない思いに駆られました。

気が狂いそうです。
奈美様のおっしゃっている真意も…
自分の存在意味もわからなくなっていました。
ダメになる寸前でした。
ですが、奈美様はさらに追い込んでいきます。

『私ね。今まで奴隷達のペニスをコレクションする為に…
形を気にして根元から切り取ってばかりでしたの。
おまえのペニスの場合…
どうせコレクションにならないのなら…
おまえが以前してみせたように…
ペニスのお口から縦に割ってみたいの。
それか…一つ一つ輪切りにしてみようかしら!
ふっふ!あははは!』

とても、とてもそのような事をする方ではありません。
口にするのも信じられません!
清楚で気品に満ちあふれ…
神様のような御方が、悪魔のような事をおっしゃるのです。
もう何を信じて、何を支えにこの場にいて良いのかわかりません。
頭の中は朦朧としています。

そして最後の儀式が始まります。

『我慢の限界ですわ!ご奉仕なさい!
ゴミの惨めな姿を見ながら、奴隷達の舌で何度も何度も昇りつめてみせますわ!
ゴミにはご奉仕の間、自由にお話できる権利を与えます!
私への非暴中傷なら喜んで聞きますわ!
ただその前に、先程私が考えなさいと言った事。
それについて答えなさい!
さあ!おまえ達!ご奉仕なさい!』

奈美様はそう奴隷達に告げると…
すぐにあられもない声を挙げられました。

『そうよ!下から上。優しくよ!いいわ!さすがに雌奴隷ね。
私のツボを良く知っている…イイコね。』

すでに感じられているご様子です。
ボクは何からお話すれば良いのか戸惑い…

『奈美様…奈美様…』
とお名前を連呼するだけ。

『○○!△△!おまえ達は何しているの?
もしかしたら私が言った言葉を気にしているの?
奴隷として私に仕えたのですから…
ペニスのコレクションになるのは当然でしょ?
ちゃんと勃起させなさい!
ゴミのペニスはこの後に及んでも勃起していてよ!
勃起しないのならこのままヒールで潰してしまうわよ!』

ゴツゴツとヒールが床を叩く音が聞こえます。
ですが奴隷達の声や息遣いは聞こえません。
奈美様が御調教なさった奴隷達です。
それだけの躾を授かっているのだろうと感じていました。
すると…。

《ブチ!》

肉を切り裂くような不気味な音が…。
ヒールの音が止み…。

『まあ?本当に潰れてしまったの?ふっふ!
おまえのペニスの先…踵の先が貫通してしまいましたわ!あははは!
だらしないペニスね。ヒール置きにもならないなんて!
でもよろしくてよ!バカみたいに声を出さなかったのは立派だわ!
その事に免じて、おまえのペニスはコレクション行きよ!
綺麗に処置してあげますわ!ふっふ!
△△!ヒール置きはもういいわ!
このコのペニスをくわえて血を止めてあげなさい!
舌で床の掃除もなさい!』

奴隷の叫び声はありませんでしたが…
肉を切り裂く音は確実に聞こえました。
恐かった…正直に恐かったです。
と同時に震えが起きました。
恐ろしさからの震えでは無いのです。
なぜか…マゾ震え、覚醒にもにた心地良い震え。
ボクの体は狂っています。
あの不気味な音でマゾ震えを起こすなんて!

『さあ!□□!舌が止まっていますわ!おまえは奉仕を続けなさい!
ついでにおまえの雌芯も切り落としますわ!ふっふ!』

奈美様は雌奴隷を促し、ご奉仕の続きをさせておいでです。

『ゴミ!おまえはどうしたの?先程の答え…あぁ…いぃ…まだ聞いて…
《舌全体を使うのよ》…聞いてませんわ!』

奈美様は雌奴隷へご奉仕で感じているご様子で、ボクの答えをお望みです。

マゾ震えの力を借り、勇気を出してボクは答えました。


『奈美様!その奴隷達とお別れください!』


《あぁ…いぃ…あぁ…》
奈美様は雌奴隷に夢中です。

『奈美様!お願いです!その奴隷達とお別れください!
その奴隷達は、奈美様に相応しい奴隷とは思えません!』

今考えても、なぜこの時、こんな台詞が言えたのか不思議でなりません。
いくら嫉妬心からとは言え…
奈美様が愛される奴隷達の前で…
奈美様が奴隷達をお楽しみの最中に…
無我夢中で叫んでました。
自由が利かないボクに対し、奴隷達は自由の身。
ボクの言葉に反応し、怒りのあまりボクの首を絞めることだってできるのです。


あえて、その理由を一つ挙げるとするならば…
マゾ震えで覚醒したおかげとしか言いようがありません。
今後、いかなる場合においても、このマゾ震えに助けられます。
最大の危機を迎えると、不思議とマゾ震えが起きました。
幸せな身体?不幸せな身体?
その理由は今でも謎のままです

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