上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
- ▲
- --------
- スポンサー広告
- トラックバック : -
天罰
氷水をいれた急造氷嚢に付いた水滴が…
ボクのペニスと睾丸にポタポタと落ちた時…
あまりの冷たさに意識を取り戻しました。
拘束椅子から解き放たれ…
大の字に寝かされていましたボクに…
奈美様がその氷嚢をお近づけくださる所でした。
とっさに飛び起き、奈美様の前にひれ伏し…。
『御調教中に寝てしまい申し訳ありません!』
と、お詫びしました。
意識を失なったとはいえ、御主人様への無礼には違いありません。
『あら!気が付くのが早いわね!もう平気なの?』
『はい!』
『睾丸は平気?』
奈美様に問われて、鞭打ちの痛さが甦ってきました。
床に頭をつけ正座している股の間で、睾丸がズキズキしていました。
少し腫れているようで、股の間が窮屈そうです。
『は、はい!少し痛みますが大丈夫です!』
本当は大丈夫じゃありませんでした。
日頃の練習で鍛えている正座さえ辛かったです。
『そう?大丈夫なの?手加減しない方が良かったかしら?ふっふ!』
先程の奈美様から授かった睾丸打ちは…
ボクのお尻にくださるような鞭打ちとは違い、やや軽めでした。
しかし、やや軽めとは言うものの場所が場所です。
お尻の10倍、いや100倍もの痛さです。
『蓄奴よ!』
両膝を広めに開き、お尻を高く突き上げ、両手を床に付け前に延ばす蓄奴の姿勢。
正座より脚を開ける分、睾丸に負担をかけないこの姿勢は楽でした。
ボクの目には、奈美様のヒールしか写りません。
ヒールの靴音がコツコツ響きはじめ、視線からも消えると…
高く上げたボクのお尻の方から、奈美様のお声が聞こえてきました。
『大丈夫ではないように見えますわ。ふっふ!ココ!』
奈美様はご愛用の鞭のひらで、睾丸を優しく撫でてくださいました。
熱を持っている為でしょうか?ヒヤッとした感触が心地よく…
でも優しく撫でておられるにもかかわらず痛みが…。
その痛みに思わず腰が引けてしまうと…。
『お尻が下がりましたわ』
と、お尻に激しい鞭を2発授かりました。
《バシッ!バシッ!》
『まあ!睾丸が腫れていますわ。可愛そうに…
男に生まれた天罰かしら?ふっふ!お気の毒ね!』
《男に生まれた天罰…》
まさしく…奈美様のおっしゃられる通りです。
神様の悪戯か?悪魔の優しさか?
女性に憧れ、女性になりたいと願いながら…
男性の身体で生きなければならない報いを受けている気がします。
女性にさえ生まれていれば…女性になれたなら…
今のボクはどれほど救われただろう…。
それは肉体的な問題のみならず、主に精神的に楽だったろうと思いました。
ですが奈美様は…。
『マゾとして報いを受ける身体である事に感謝なさい。』
こうおっしゃいます。
『私の理解できない痛みを持つ身体であると自信を持ちなさい!』と…。
ボクに少し待つように命ぜられ…
どこから水の張った洗面器をお持ちになられ…
ご自身でお作りになられたビニールの氷嚢を破り、氷をお入れになりました。
その洗面器をボクのお尻の下に置き…
ゆっくりとお尻を下げるようにおっしゃいました。
『ペニスと睾丸を冷やしなさい。冷たくても我慢するのです。』
氷の浮く水にペニスと睾丸を浸けると…
凍えそうなほど冷たくて、ペニスは一瞬で縮みあがってしまいました。
『そのままお聞き!
今の自分を卑屈に思うのはやめなさい。
今のおまえの望み、願い…私は全て理解しているわ。
理解した上で、私の奴隷として相応しいか?
おまえに見習いの調教をしているの。
おまえが女だろが男だろうが関係ないわ。
大切なのはおまえがマゾだという事。
そして私はサディスト…。
一般社会で女が男を求め合う…
時には男が女を、時には女が女、男が男を求め合うわ。
それと同じよ。
私はマゾを求め、おまえはサディストを求めるの。
誰でも欲しいものを手に入れる為には必死になるわ。
神様が与えてくれる訳じゃないでしょ?
その必死さを誰も笑えやしないし、誰も止められないわ。
少しも変わらないわ《私たちの住む世界》と。
必死になりなさい!
私も必死なのよ。』
『はい!』(号泣)
『おまえは卑屈過ぎます。
もっとも、これはマゾ特有の性格なのかもしれないけど。
大多数のマゾが卑屈過ぎです。
遊びでしたら何も言いません。
でも、おまえは間違いなく本物のマゾです!
マゾでなければ生きていけないの。
サディストに気に入られようとしているのだったら、その卑屈さを早く捨てなさい!
マゾとしてのプライドを持ちなさい!』
『………。』(号泣)
『私もサディストでなければ生きていけません。
死ぬまでマゾを求めるのです。
サディストがいつも自信に満ち溢れていると思って?
サディストだってただの人間です。
おまえのように悩み、苦しんだります。
でもね。
私はサディストとしてのプライドを持っているの。
サディストとして生きられる自分を誇りに思うの。
おまえにもプライドを持って欲しいわ。』
『………。』(号泣)
『前にも見習いを調教したお話をしたわね?
その見習い達はプライドの意味さえ気付かず。
結局は捨てましたわ。
おまえのように…2番目でもいい…3番目でもいいと言い続けてね。
ある意味、従順な奴隷に見えるかもしれないけど…
私はそんなプライドの無い奴隷は必要ないの。
正直に言えば…2番目、3番目を持つ程の余裕などないわ。
私のサディストとしてのプライドがそれを許さないの。
私の調教に必死になって着いてくるコを可愛がりたいの。
私のサディストとしてのプライドを尊重する、プライドを持ったマゾを愛するの。
ごく自然の事だわ。
ごく簡単な事。
簡単な事は…簡単だからこそ必死にならないといけないの。
おまえは必死になれるの?
最後まで私に付いてこれる?』
『はい…奈美様について参ります。奈美様の奴隷になりたいです。
必死になれます。』(号泣)
ボクの答えにウンウンと頷かれ、女神の微笑みを返してくださいます。
このまま手を合わせ、お祈りをしたくなるような微笑みです。
奈美様は冷やしていた洗面器から出るようにお命じになられ…
続いてお座りの姿勢も授かりました。
これはヒール置きの体勢です。
冷水で縮みあがったペニスでしたが…
この姿勢になるとムクムクと大きくなり始めました。
腫れも、勃起時の痛みはまだかなりありました。
この上にお乗せしたら…激しい痛みに再び気を失いかねません。
それでも…奈美様がお望みなのです。
愛するサディストの奈美様が…
マゾであるボクのペニスをヒール置きに使ってくださるのです。
他の誰でもなく、ボクのペニスを必要とされているのです。
『準備はできて?』
『はい!奈美様!ご存分にお楽しみください!』
いつものようにヒール全体でペニスに乗られます。
痛い、痛いのです。
並の痛みではないのです。
悲鳴をあげるどころの騒ぎではありません!
お乗りくださる方が奈美様以外なら…
とうに振り落としてます(そんな事許されませんけど)
でも…目の前。
見上げたすぐそばに女神が微笑んでおられるのです。
悲鳴をあげる事なんてできません。
痛いなどと泣き事をいえません。
意識が飛びそうになるのを堪えました。
お役目を果たすまでは…奈美様がご満足されるまでがヒール置きのお勤めです。
ひたすら奈美様のお顔を笑顔で見上げていました。
身体中から脂汗がタラタラ流れています。
おそらく奈美様は、ボクの様子が…
いえ!ヒール置きの様子がいつもと違う事にお気付きです。
それでも、ご自分の身体のバランスをとる為、ボクの頭に手を置かれるのです。
そして…。
『いいわね?』
と、全体重を片方のヒールにお乗せになる合図をされました。
ヒール置きは、ボクが奈美様から一番最初に授かったお道具としての大役です。
奴隷として第一歩を踏み出したお勤めです。
『ありがとうございます。存分にお楽しみください。』
痛みに声を震わせながら、ニッコリと微笑んでお迎えいたしました。
重みが増す度、ペニスが潰れると言うよりも、破裂するのではないかと思いました。
意識が遠くなりそうな時に奈美様がお声をかけられました。
『ヒール置きは嫌いですの?』
『いえ…奈美様…からいただいたお役目です…いつも感謝しています…』
『そう!嬉しいわ!それではもう片方のヒールを床から離して差し上げてよ。ふっふ!』
とうとう…奈美様の全体重がボクのペニスに…。
痛さを通り越した身体はブルブルと震えます。
大量の汗をかいて喉が渇きます。
奈美様は女神の微笑みを絶やさず…
『今の自分に感謝なさい。男である事に感謝なさい。
ペニスが無ければヒール置きもできないのですよ。』
と静かな口調で諭されます。
『女のコになりたいのならいつでもしてあげます。
でも、いきなりペニスと睾丸を取っても、女のコにはなれないのよ。
それには相当の準備が必要だそうよ。
時間がかかるのはおわかりね?』
声も出せず、震えながら頷きました。
自分なりに調べていたのである程度の知識はありました。
『女の子になる準備をしている間は…私のヒール置きよ。よろしくて?』
頷きました。
『しばらくは…ペニスつき…大きなクリトリスを持つ女のコ。ふっふ!
クリトリスに頼らず、女の喜びも教えてあげますわ。ふっふ!』
この時は、奈美様のおっしゃる意味がわかりませんでした。
一年後…。
ボクが女性の喜びを覚えたのは、女性の体を知る前の事でした。
つまり…童貞のまま女性の喜びをしったのです。
『今のご自分を愛しなさい!
おまえの幼い頃の思い出したくもない過去が、今のおまえを作りあげたの。
可愛いお顔に似合わない貧弱な身体もね。
確かに幼い頃の事は気の毒だと思うわ。でも…逆に幸せと思いなさい。
その時の経験があったから、今があるの。今の…マゾとしてのおまえがあるの。
おまえは私に仕える為に生まれてきたマゾなのです。
幼い頃の嫌な思い出も、その体も…全て私の奴隷になる為に得てきた調教よ!
卑屈になるのはおやめ。
自分を愛しなさい!』
ありがたいお言葉を胸に刻み泣いていました。
痛みはありましたが、お言葉のおかげで震えは止まり…
心の中の霧が消えたような気がしました。
奈美様はヒール置きから足を離されました。
あれだけの激痛に苦しみながらも、大役を果たせた安堵感。
でも痛みが名残惜しい気持ちになってしまうのは…
ボクがマゾだからなんでしょうか?
それは違います。
ボクが奈美様の奴隷だからなんでしょうね。
マゾだけでは到底耐えられる痛みではありませんから。
P.S.
ヒール置きは危険なお役目です。
ボクのペニスだけが奇跡的に無事だったのかもしれません。
お役目の際は十分に注意されてください。
- ▲
- 1983-04-01
- 試練Ⅴ
- トラックバック : -
コメントの投稿