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『威風堂々』 『契約書』
~威風堂々~
『終わりにしたくないなら…私の言う通りになさい!
今更、何を恐れているの?私の奴隷になりたいのでしょ?
何を躊躇っているの?私の愛では不満?』
『いえ…奈美様の愛など、むしろボクには勿体ないくらいで…
奴隷の分際で…女王様の愛なんて…』
椅子に腰を降ろされ…
恐い口調ではなく、再びお伽話を話される口調で…。
『お前達のような奴隷は気の毒だわ。本で読んだ知識、風俗で遊んだ経験だけで世の中を知ってしまっている。』
『……。』
『何も答えなくていいからお聞き。私…遊びのつもりでお前を調教しているのではなくてよ。遊びなら…掃いて捨てるほどいるわ。』
『……。』
『私はね。サディストなの。こうしないと生きていけない人間なのよ。
おわかりよね?お前だって同じでしょ。
私は辛かったわ。
いくら人を愛しても全てを愛せる訳じゃない。
人に相談しても…変人扱いされるのがオチ。
ですけど…悩んでいても何も産みはしないわ。
それならば…自分を解放して生きて行くだけだわ。
別に人様に《私はサディストよ》って言って歩く訳じゃない。
自分自身を堂々と表現していくだけなのよ。』
『……。』
『今、私はサディストとして、マゾのお前を愛そうとしている。
もちろん!気に入らなければ捨てるだけ。
お前に捨てられる事だってあるわ。
その覚悟が私にはあってよ。
お前にはあって?』
感動で胸が張り裂けそうになりながら…。
泣きじゃくっていました。
余談ですが…
本当はもっと延々と、素晴らしいお話を伺ったのですが…。
文章力のつたなさで、皆様にお伝えしきれません。
この話を…。
奈美様へ報告する《調教日誌》にも書いてお見せした時。
同じように、文章力のつたなさをお詫びしたところ。
『よくてよ。もうお前の中に染み付いた言葉なのでしょう。
人間は他人の事より、自分の中身は表現しにくいものかもしれないわ。』
と、言ってくださいました。
~誓約書~
『ありがとうございます。ボクは幸せ者です。奈美様に従って生きていきたいです。今後、奈美様の御意志を尊重して、御調教を授かりたいです。ペニスも睾丸も…奈美様の奴隷として合格できたら、お好きなようになさってください。』
お伽話にクラクラしていましたが、本気でした。
これから先…奈美様に愛していただけるのであれば…。
ペニスや睾丸は言うに及ばず…ボク自身の全てを捧げてしまおうと思ったのです。
『いいコね。わかったのね。それでこそ私の奴隷候補よ。』
『ありがとうございます。』
ボクの髪を撫で回すと、おもむろにビジネスバックからペンと紙をお出しになり…。
『同じ事を2度言うのは私の主義ではないの。
今のお前の覚悟をこれに書いて宣誓なさい。
おまえ達は、こうゆう証明が好きでしょう?
よろしくて?』
『はい!もちろんです。』
罫線も何も引いてない真っ白な紙と、いかにも高級そうな万年筆。
『奴隷候補○○○○は、奈美様を女王として崇め、全てのありがたい御調教を謹んでお受けする事をここに宣誓いたします。
見習い中、または念願叶い、奈美様の奴隷として合格した時には、○○○○に関する全ての権利を放棄し、奈美様に委任する事を誓います。
昭和○○年2月14日奴隷 ○○○○』
書き終えると、なぜか清々しい気持ちが芽生えました。
ですが…。
この時は気がつかないのは当然なんですが…。
この宣誓書が、後に恐ろしい(今となっては懐かしい)効力を発揮するのですが…
それはまた別の話。(笑)
『お前が宣誓書を書いたのですから…。私も書かなくては不平等ですわね。』
ペンを取ると、別の紙を取り出して、達筆な文字を紙に書き上げました。
『女王○○奈美は、奴隷候補○○○○を奴隷として調教し、自らの責任において教育する事を誓います。
訓練中、または奴隷候補○○○○が、女王の奴隷として合格に達した時は、○○○○に関する全ての権利を、女王の責任において管理する事を誓います。
昭和○○年2月14日女王 ○○奈美』
ボクの署名が本名なのは当然なんですが、2回目の拝謁で、まさか奈美様ご自身の本名を教えていただけるとは思いもしない事でした。
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- 1983-02-14
- 試練Ⅱ
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