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『駄目』 『不必要』
~駄目~
『痛いです!』
ボクの言葉を聞いて、ペニスの先の痛みを解いてくださいました…。
奈美様は…。
ボクの痛みなど一向に気にもかけず…。
正座しているボクと正面に向き直り、鏡の中と同様の冷たい視線で見下ろされていました。
踏み付けられ…。
床にピッタリと貼りついたペニスは、自由を取り戻すとゆっくり剥がれ、天井を向く定位置に戻ります。
《この期に及んで…なお勃起するのか…》
そして、踵で押さえ付けられていた為、出るのを禁じられていた透明な陰液が、ジワジワと流れ出したかと思うと、ペニスに沿ってトロトロと零れていきました。
《痛い思いをしながら…こんなにまで…感じているなんて…》
『痛いのなら早めにお返事しないと…私には伝わらなくてよ。』
心なしか…口調まで冷たく変わっていました。
『申し訳ありません』
深々と頭を下げます。
『おいで』
首輪のリードをお引きになり、奈美様は部屋の隅に置いてある椅子に腰掛ました。
床に零した自分の陰液を舌でお掃除をして、御主人を慕う犬のように後に続きます。
床は舌で綺麗にしたものの、ペニスは流れ出る陰液のせいでベトベトでしょう。
もしかしたら…厭らしい匂いを放っていたかもしれません。
椅子の前で土下座いたしますと…。
『正座です!先程のように脚をお開き!そしてお尻を床に付けるのです。
これが、奴隷の正座の姿勢です。よろしくて?』
『はい!お教えいただきありがとうございます。』
言われるままに、再び脚を開きました。
奈美様は椅子に深く腰掛けながら、ヒールの爪先で勃起しているペニスの付近を軽く蹴り上げながら…
『何よこれ!』
『勝手に勃起させて申し訳ありません。』
《ビシッ!》
平手が飛んできました。
『質問の答えになってない!』
穏やかだった奈美様とは思えない…。
お腹立ちのご様子でした。
『今更、何を言ってるのかしら?また、どこかの本に書いてあった知識で、私の調教に文句を言ってるの?それとも、どこかの女王崩れに、勝手に勃起させてはいけないと教え込まれて?』
『すいません。』
おっしゃる通り…読み更けていたSM誌の言葉が、咄嗟に口から出ていました。
『ふふふっ、油断?』
『申し訳ありません。』
『勃起は当然だわ!私の前で勃起しないペニスなら、この部屋に入った時に切り落としてよ?』
『はい…。』
『何度《油断》するなと言い聞かせたかしら?
もの覚えの悪い奴隷候補だこと!
まあ、いいわ。』
《まあ、いいわ。》
奈美様にお叱りいただく時、その場できつく躾を授かる時が多いのですが…。
このように《まあ、いいわ。》と、簡単に流される場合があります。
これが、一番恐ろしいのです。
この頃のボクは…。
自分でも呆れてしまう程、隙だらけで…。
奴隷候補としても、人間としてもダメな生き物でした。
奈美様でしたから…
ボクをここまで導いてくださったのでしょう。
他の方なら…とっくに捨てられていたでしょうね。
本当に、手を焼かせる奴隷だっんです。
~不必要~
またまた余談ですが…。
今はわかりやすく書くために、身体の部分を素直な表現で表してますが…。
本当はひとつひとつに名称が決められていまして…。
追而、そのような名称に変更するかもしれません。
わかりやすい名称なので、あえて説明もいたしません。
御想像で楽しんでください。
《まあ、いいわ。》
後の恐さを知らぬまま…。
ボクの油断を軽く流され、再び、股間のペニス付近を軽く蹴られながら…。
『何よこれ?』
と、同じ質問をされました。
『ペニスです』
《バシッ!》
再び平手が襲います。
『違うでしょ!これよ!』
ヒールの爪先を、床に滑らせるようにペニスの付け根部分に差し込みました。。
興奮と緊張で、縮みあがっている睾丸の下に、ヒールを入れ、リズムを刻むように爪先を上下に動かしました。
いつもの優しい口調とは違い…。
やや厳しい口調で問い詰めます。
『こ・れ・は・な・に・っ・て・き・い・て・る・の・よ・!』
睾丸を爪先で突きながら…。
『タ、タマです…』
奈美様の御質問の意味は理解したのですが、どう表現して良いのかわからずに答えてしまいました。
《バシッ!》
『汚い言い方は好きじゃなくてよ!こ・れ・は・な・あ・に?』
今度は、軽く踏み付けるようにして…。
『し、失礼いたしました。睾丸です。』
この言い方で、奈美様がお気に召してくださるのかと不安でしたので、恐る恐る申し上げました。
『そう。睾丸て言うの?』
奈美様に、自分の欲望部分の名称を尋ねられるのは恥ずしかったです。
『私にはペニスも睾丸もついてませんの。
でも…私に無くて、お前についてるなんて生意気ね。』
『申し訳ありません。』
『ペニスや睾丸が無くても…。私はちゃんと生きていけてよ。
人間は、ペニスや睾丸によって生かされている訳でもないわよね?
つまり…特に必要は無いと言うことです。
人間に必要無いものなら…おまえのような性物だって必要無いわよね?』
凄い理屈です。
『い、いえ…それは…』
《バシッ!バシッ!》
平手の往復です。
『私に逆らおうとしているの?いけないコね。
お前は何様なの?何になろうとしてるの?
私が必要でない以上、全ては捨てていただくわ!
おわかり?』
『で、でも…』
椅子の傍に立て掛けてあった乗馬鞭を素早く手に取り、ボクの背中と言わず、脇腹、お尻をしたたか打ちつけると…。
『お帰り!終わりよ!いらないわ!』
『申し訳ございません。終わりは嫌です。
お願いです。お見捨てにならないで!』
今更、言うのもなんですが…。
御調教の間中、泣きっぱなしです。
この先…。
毎回、毎回、御調教を授かる時は一日中泣いています。
時には、嬉し涙であり…悔し涙であり…泣き笑いであり。
様々な気持ちが渦巻いて…感情が高ぶると涙が自然と零れてるのです。
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- 1983-02-14
- 試練Ⅱ
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