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大役
『いかが?ヒールのお掃除は済んで?』
『うぅ…は、はい!綺麗にお掃除いたしました。
御用をお言い付けくださってありがとうございます。』
『そう。いい子ね。』
お尻にお座りくださった奈美様へ、不自由な姿勢のまま手を後ろに回し、大切なヒールをお渡しました。
奈美様は、ヒールをお取りになり、靴底を確認されているようでした。
『綺麗にお掃除できたわね。おまえ、履かせてくだらさない?』
『は、はい!只今。』
神に捧げる貢ぎ物を持つように両手に掲げて、再び奈美様のヒールをお預かりししました。
『御履物の御用意ができました。どうぞお越しください。』
申し上げると、奈美様は立ち上がられて、臥しているボクの目の前に御足を差し出され…。
『私の足に触れる許可を与えます。ヒールを履かせてちょうだい。』
静かにおっしゃいました。
ボクのような卑しい奴隷候補が、お美しい御足に手を触れるのが…
美を冒涜しているみたいな罪の意識さえ感じてしまいます。
『蓄奴の姿勢をおやめ。私の前に跪きなさい。
そのまま臥していては、上手に履かせられなくてよ。』
片足でお立ちになられている奈美様の前に正座しました。
頭に手を添えてくださり、美しい御足に手を添えて、ヒールを導いていきます。
女性にヒールを…。いえ、履物自体を履かせる事も初体験です。
しかも…普通のヒールならまだしも、奈美様が履かれているのはピンヒール…。
なかなか上手にできず…。緊張と焦りの中で、御足に触れている手にやや力が入ってしまい…。
『痛いわ!こんな事もできないのかしら?呆れるわ。
世話が焼けるコね。力任せにする事ではなくてよ!
また躾けなくてはいけないわね?』
と、焦れておいでてした。
やっとの思いでヒールをお履かせして、奈美様を見上げると…。
『おまえ…わざと?躾けが欲しくて、わざと私を怒らせたの?』
『い、いえ。決してそのような…。本当です。
ヒールを履かせる大役を仰せ遣ったのは初めてで…』
奈美様のお顔は、正面から拝見すればお嬢様風。
下から見上げた時は、実に冷酷そうなお顔に見える時があります。
その冷たい表情で微笑まれると、よりいっそう高貴な雰囲気を漂わせるのです。
悪戦苦闘しながら…
『お待たせいたしました。』
奈美様を見上げると…。
『形ばかりのプレイを追い掛けていたから仕方ない…私はそんな同情しなくてよ。
おまえが、今向かえようとしている現実は遊び(プレイ)ではありません。おわかりね?』
『はい…。』
『ホントにおわかりなの?ふっふっふ。まだ現実が見えていない気がしますわ。』
奈美様はそうおっしゃると、四つ足になる事を命じ、首輪に付いているハーネスを引かれました。
そして、ボクが伏していた場所を指差して…。
『見て御覧なさい!』
自分で見て目を疑いました。
ボクが伏していた場所…。
つまりは…お尻を高く突き上げていた床の部分には…。
まるで幼児がお洩らしをしたかのような大きな水溜まり。
今まで、御調教部屋で垂れ流した大きさとは破格の量の陰液の水溜まりが…。
『陰液の垂れ流しだけは一人前…いえ!人並み以上かしら?
獣?化け物だわ!なんてコ?はしたないわね。お小水並の垂れ流しよ。』
実際、こんな量の先走りの陰液がペニスから流れるものなのか?
締まりのない自分の身体の卑しさを痛感しました。
『舐めなさいと命じるよりも、飲みなさいと命じた方がいいわね?さぁ!お飲みなさい!』
四つ足で水溜まりに近付き、表面張力で浮き上がった先走りの陰液に唇を付けて吸い込みます。
《ジュルルル…ジュルルル…ジュルルル…。》
『はしたない音ね。恥ずかしいわ。マンション中に響いてよ?』
土足で踏みしめるエレベーターホール床の上に、キスをするように唇を尖らせて、水溜まりを啜るボク。
あまりにも人間社会とはかけ離れた光景です。
粘り気のある陰液は、2、3度吸い込んだくらいでは消えませんでした。
『おまえの身体から出た陰液は身体の中で消化され、また新たな陰液として垂れ流される事でしょうね。
おまえのペニスから流れる、私の為に作られた液体。それを全ておまえの身体で消化するといいわ!
おわかり?その液体は、私が作り上げた…おまえにとっては御馳走よ!』
《御馳走?ボクの陰液は御馳走?》
『ボクの身体を素材にして、奈美様がお作りになられた御馳走なんですね?』
『理解できて?嬉しくてよ。
奴隷候補としての調教を始めた以上、今まで無駄に流してきた陰液とは違うわ。
ちゃんと全部お飲み。』
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- 1983-03-14
- 試練Ⅲ
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