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~恵理女王様~
~殴打~
ヤンキー風の女王様に御調教を授かった時の回想です。
~21歳の初夏~
ジメジメした梅雨の始まりの季節でした。
SM誌のクラブ情報で、当時人気のあったK女王様、S女王様が在籍しておられたSMクラブへ、御調教をお願いする事にしました。
ですが…想像通り、K様、S様は予約で埋まっており、『他の女王様でしたら、今すぐお会いになれます。』と、妙に愛想のいい店員さんに言われました。
受付で、女王様のお写真を拝見し、ちょっと童顔で小悪魔っぽい感じの『恵理女王様<』をお願いしました。
…内心…Mが写真を見て決めるってどーだろ?と思いました。
これが間違いの始まりだったのかもしれません。
クラブの調教部屋もあったようなのですが…
その調教部屋を使えるのは、人気のある女王様方なのでしょう。
すでに調教部屋は満室。
お店で指定されたホテルに行き、シャワーを浴びて恵理女王様をお待ちしました。
ピンポ~ン!お部屋のチャイムがなり…
急いで着ていたバスローブを脱ぎ、全裸でお迎えにあがりました。
ドアを開け、女王様を迎え、お顔を拝見したところ…
先程、お写真で拝見したお顔と…面影はあるんですが…
別人のようなヤンキー風の女性(女の子?)が部屋に入ってきました。
バシッ!いきなり頬を平手で打たれ…
『おまえ、もうなりきってるの?素っ裸かよ!入れ代わりに外に出してやろーか?』
『も、申し訳ありません』
すかさず土下座をしてお詫び申し上げると…
『恵理だよ!恵理女王様!写真見て、可愛い感じに写ってるからあたしを選んだんだろ?』
『ハ、ハイッ…』
『残念だったわねぇ~あたしは怖い女王様なんだよねェ~優しくなんかできねぇよ!』
部屋に土足で入り込み、土下座をしているボクの頭を、ブーツで踏みしめながらおっしゃいました。
~つづく~
~失望~
《あっ!この人は違う!》
恵理女王様のブーツに踏まれながら、ふと思ったのです。
なぜだか…。
『変態ヤロー!真っ裸であたしに踏まれて嬉しいだろう?』
《この人は違う…》
『…。』
《この人は違う!》
『なんとか言えよ!』
御調教中に、他の事を考えるなんて…今まで無かったんです。
いつも夢中によがり声を上げ、頭も身体も燃えるように熱くなり…
夢のようなひとときを過ごしていたボクなのに…。
《もしかしたら…ふいに平手打ちをされて驚いているだけかもしれない》
恵理女王様の御調教をなんとか理解しよーとして…
マゾとして最低な行動をしました…
『演技』をしたのです。
『お許しください!恵理女王様』
自分でも笑っちゃうくらい臭い演技だったと思います。
恵理女王様は、ボクが会話(?)をしたのに気を良くされ(?)、ますます自分の世界に引き込もうと…
『止めて欲しいなら馬になれ!』
『チンポ踏み潰すぞ!』
その度にボクは…
『お許しください!恵理女王様』
と、オウム返しのように答えました。
しかし、いくら演技をしようとしても身体は嘘をつきません。
恵理様も最後は全裸になって責め続けました。
女性の全裸、胸や性器まで、生で初めて見たのに…
『おまえ、気持ち良くないのか?イジメられにきたんだろ?フニャチンじゃん!だらしねぇな?
わかった!ビビってるのか?あたしの裸見て立たねーヤツは男じゃねぇよ!』
御調教の最後に…
『あたしの前で、汚ねーザーメン出してみろ!』
オナニーを強要されましたが…自分に正直なペニスは萎えたままで演技などできませんでした。
恵理女王様は、最後までボクが演技したのを気付かないままお帰りになりました。
逝かないボクを罵倒して(爆)
《この人は違う!》と、思ったのは…
《この人は女王様じゃない!》と、本能で感じたのです。
巧く説明はできませんが…。
ホテルを出て、街を歩きながら…
悪夢にも似た御調教を授かったにもかかわらず、なぜか誇らしい気持ちで部屋に戻りました。
《本物の女王様(S)にしか感じないのかも》
そんな、ちっぽけな『Mのプライド』を手に入れたようで。
今となっては、そんな気持ちに気付かせていただいた恵理女王様にも感謝しています。
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- 1982-01-10
- 序章
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