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22歳 1月 vol1

~運命~



就職がいまだに決まらず…バイトに明け暮れていたお正月。
自分が何をしたいのかも、何が望みなのかわからずに過ごしていました。
ただ、ひとつ…マゾとして生きたいとゆう希望を除いて…

相変わらず趣味には一直線で、妄想と現実が頭の中を巡り、時には区別がつかない程。
(…かといって、犯罪に走る事はなく)
バイトでクタクタになるまで働き(もちろん!下着は…)、身体を鍛え(もちろん!ブルマ&水着で)、SM関係の雑誌を読破しては、沸き上がる欲望を一晩に何度も噴出させる日々でした。

まだ、年も押し迫った大晦日に我慢できず…
クラブはお正月休みかな?と、ダメもとでSMクラブへ電話するとOKのお返事をいただけました。
普通の男性なら《姫初め》になるのでしょうが…我々M達にとっては《御調教初め》《御調教開き》になるのでしょうか?

クラブの御調教部屋は、ごく普通のマンションの一室。
呼び鈴を押し、名前を名乗りますと、ドアチェーンを外す音と鍵を開ける音が…

ドアが開き…。
いらっしゃい
そこには…

言葉で表現すると陳腐になってしまうほど、品があってお美しい…
女王様が立っておいででした。
生まれて初めて、いや、後にも先にもこの1度きりです。
ボクは…膝が崩れ落ちそーになる衝激を…
ホント、ホントに、この場所が、例え雑踏の中であろうと…
この方の前では跪くのが当然の礼儀とも思えるような気品…
美しさと気高さ…ボクのようなマゾじゃなくたって…
女性だろうが、男性だろうが…
崇拝にも似た、一目見ただけで洗脳されてしまう…

この方だ!正真正銘の女王様だ!》

お入りなさい

女王様にお声をかけていただく数秒間…
ドアの隙間から拝見した、女王様のお姿に見とれており…
お部屋に入る事もせず、ドアの前でボーッと立ち尽くしておりました。
女王様の視線に見入られ…

寒いわ。早くなさい。
促されてようやく我を取り戻しました。
失礼いたしました
慌てて部屋の中へ…
女王様は笑顔で迎えてくださいました。

私もさっきココに着いたばかりで…普段着でごめんなさいね

着ていらしたお洋服は、決してラフなものではなく、当時のOLの間で流行していたボディコンシャスぽいビジネススーツでした。
お部屋の片隅には、女性物のビジネスバックが置かれておりました。
《女王様がビジネススーツにビジネスバック?》

玄関で、そんな会話をして…

ドアを閉めたら鍵もしめなさい。
もっとも、誰も入ってはきませんけど。ふっふ。
それから…今、ここでお脱ぎなさい


静かに、穏やかな口調で初めてのご命令をいただきました。
うっとりしてしまうようなお話方です。
玄関で、スーツ姿の女王様の前で…全てを脱ぎました。
女王様は、ボクが脱いでいる姿をご覧になっています。
最後のパンティーを脱ぎ、起立の姿勢で女王様に向き直りました。
女王様は、ボクの股間を御覧になり…

『まぁ~?!ココはどうしたの?あるハズの毛が無いじゃない?』

『はい…中学生の頃から…毎日剃ってます…』

『中学の頃から?みんなに見られても平気なの?呆れたわ。救いようが無いわね。』

穏やかな表情、ゆっくりした口調、愛情が溢れる天使のような笑み…
《あぁ…興奮で立っていられない…》
《この女王の前で、立ってお話ができる人間がいるのだろうか…》

ボクの中に流れる血が熱くなり、全身が膨張してるのがわかります…
針でも刺したら破裂しそうな程…

そう思った瞬間…。
ボクはヨロヨロと崩れ落ち、玄関に座り込んでしまいました。
すると、立っていた時の緊張感からの解放の為か、女王様に見られている興奮なのか、身体が微妙に震えてしまいました。

『誰がお座りしていいと言いましたか?』

『も、申し訳ありません。た、立てなくなってしまって…
女王様の前で…立っていられなくなって…』


『あら?震えているのね?寒いの?具合が悪いのかしら?』

『い、いえ…』
と言って、首を振るのがやっと…

『まさか…興奮し過ぎたのかしら?可愛いコね。イイコ、イイコ

頭を撫でられ…
座り込んだボクの視線に、女王様もお座りになり…
女王様のお顔を間近で拝謁いたしました…

《なんて素敵なお顔だろう》
この方に頭を撫でられてるなんて…失礼ではないだろか?
立場…昔で言えば、身分の違いを感じざるを得ない…
小さい頃から…いえ、生まれた時からのマゾを…厭うしむように撫でてくださる女王様。

『私(わたくし)の名前は奈美です。あなたのお名前は?』

わたくし…奈美女王様は、ご自分を表す一人称を必ず《わたくし》とおっしゃいます。


『きょろです。(実際は本名)』

『きょろね。あなた、ココがどこで、何をしにきたかわかるわね?』

『はい』

『私を満足させられて?並の男では満足しなくてよ?それでもよろしいかしら?』

『もちろんです』

あの時…あまりの興奮と感激、羞恥と幸福感で、意識が飛びそうでした。
これが、レイ女王様との初対面のお話です。

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