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22歳 4月 vol.27

正当防衛
お察しの通りです。
革製のコックや…コックを縛っていた紐が…
極度な勃起によって伸びたのでしょうか?
睾丸打ちの痛みで萎えたはじめたペニスの先から…

小水のようなさらさら流れる液体ではありません。
かといって精液のようなドロドロとした不確実な液体でもありません。
透明感のある粘着液の正体は陰液でした。
淫らな陰液が止めどなくドクドクと湧いてきたのです。
体の奥で行き場を無くし溜まっていた陰液が…
萎えたペニスの尿道の隙間をくぐって…
吹き出したんだと感じていました。

尿意のような自制の利く排出物とは違い…
勃起するとなおさら湧き上がる陰液は…
精液と見間違える程に、何度も何度も勢いよく放出されたのです。


『えぇ!信じられない!』

本署に連絡しに行っていた婦警さんが、いつのまにか戻って来た様子で…。

『も、もしかして…ザーメン?射精…この状況で逝ったんですか?』


お3人は唖然としておいでのようです。
5,6秒、会話が途切れました。
視力が回復しつつある瞳を凝らして前を見上げると…
お3方が顔を見合わせて微笑んでおられるような…
本来はありえないシュチュエーションなのですが…
僕にはそう見えてしまいました。


『おかわりでしょ!こいつはどうしようもないド変態なのですわ!
こんな状況で女性に見られてもペニスを勃起させて、挙げ句の果てには射精までして!
こんな変態の考えそうな事…。
きっとスキを見て逃げ出して、私達3人を力付くで犯そうと想像してたに違いありませんわ!
あんなペニス!切り落としてしまった方がいいんですわ!』


奈美様は興奮なさりながら刑事さん達にお話しておいででした。

《射精じゃありません…》
口を動かすも声が出ません。

射精する時…
ボクは必ずせつない喘ぎ声をあげるそうです。
自分では夢中で気付かないのですが…
その声は女のコの声のようで可愛いと、奈美様はおっしゃっていました。
もしボクが、奈美様のおっしゃる喘ぎ声を発していたのであれば…
間違いなく自覚も無しに射精していた事になります。
ですが…陰液を垂れ流している自覚は…
ペニスを伝わって睾丸付近を濡らしている感触でわかります。
決して精液の感触ではありません。
射精の高揚感、放出感も全くありませんでした。


おそらく奈美様は、全てご承知で…
ボクが陰液を放出した事実を…
刑事さん達に《射精した》と装ったのかもしれません。
これほど帯ただしく陰液を放てる男など…
普通の刑事さんはご存知ないでしょう。
誰が見たって、この量の液体を精液と勘違いするのは当然です。
淫らな特異体質のボクだけが成せるワザを…。
ご利用なさったのです。



『恐ろしいわ。刑事になってから今までこんな変質者は見たことありません。
なんて異常な男かしら?あなた!写真よ!逝っている局部の写真を撮りなさい!』


女性刑事さんがそう言うと…
婦警さんは《パシャ!パシャ!パシャ!》
と、何回もシャッターを押されました。
その度にフラッシュの光がボクに襲い掛かります。
ボクは再び視力を失う事を覚悟の上で…
しっかり目を開けながら奈美様のおられる方を見ました。
カメラを持つ婦警さんの後ろにおいでの…
ぼんやりとした奈美様のシルエットを拝見できできました。
シルエットだけでも幸せでした。
陰液を垂らし終えたペニスは…
そのシルエットだけで復活する準備を再開していました。


拘束されたまま、カメラのレンズを真っすぐに目で捉えたボクの写真は…
後にサークルのみなさん全員に配られました。
パーティーの案内状の裏表紙を飾るなど重宝され…
当時の同好のお仲間さんには有名な写真となりました。


刑事さんはボクに…。

『あなた…本当にレイさんが言ったように、ここから逃げ出そうと思ったの?
ひ弱そうに見せるのはお芝居で、私達を安心させてから襲うつもりだったの?』


『は…い…』

精一杯、振り絞る声を発しました。

奈美様が刑事さんにおっしゃられた作り話を…
否定することなどボクにはできません。
全ては不甲斐ないボクが、自身で起こした不始末。
望んで受けた罪滅ぼしなのです。
奈美様がお望みなら…堕ちるところまで堕ちたかった。
それは決して絶望からきた感情などではありません。
ゴミ以下と罵られようと…
奈美様の見習いとしてのプライドを持って堕ちていこうと思ったからです。
奈美様の見習い奴隷として生きていた3ヵ月が…
22年間の人生の中で一番誇らしい3ヵ月だったからです。
自分自身については、何のわだかまりはありません。
ですが、奈美様に対して、ひとつだけ…気掛かりがありました。
それは…
今この場所で、刑事さん達の前で言える事などではなく…。


《それを、それをお伝えできる機会があれば…》


『レイさん…この犯人、とても私達2人で署に連行するのは危険みたいです。
もしパトカーの中で暴れたりしたら、警察全体の不祥事になりかねません。
そこでご相談なんですけど、ここで一晩このまま拘留していただけないかしら?
この椅子に拘束してあれば安心ですし、不安のようでしたら私が朝までご一緒します。
明日の朝、一番に署の男性が身柄を確保いたします。』


奈美様は悩んでいるご様子で…しばらく沈黙が続き…


『わかりました。お2人もお忙しいようですし、私一人で平気です。
ここで拘束いたします。
明日の朝まで4時間くらいですから、このまま起きて見張ってます。
何かありましたらすぐにお電話いたします。』


『そうですか…ご協力ありがとうございます。
そう言っていただくと助かります。
もし襲われたら迷わずにキンタマを蹴り上げてください。
ふっふ!先程のように優しくではなく、思い切り蹴りあげちゃってください。』


『ふっふ!蹴るんですね?でも、思い切り蹴ったりして…
睾丸を潰したらどうしましょ?』


『ふっふ!その時は《正当防衛》ってゆう武器を使いましょう。
これだけの凶悪犯を相手に自分を護る為には、多少の暴力は止むを得ない事です。』


『刑事さんにそう言われると変な気持ちになりますわ。ふっふ!
今、潰してみようかしら。ふっふ!』


『レイさんたら!あはは!あのテープに吹き込んであった犯人の台詞じゃないけど…
おちんちんを切り落としたりも…正当防衛の範疇かもしれませんよ!
あはは!これは、あくまでもここだけのジョークですけどね。』


『まあ!○○刑事!そんなジョークが本当になったらどうするんですか!ふっふ。』



監禁室の中に3人の笑いが響きました。
こんな時に笑い声など…冷静に聞けば恐ろしい話です。
とても、女性3人でする話ではありませんし…
ましてや警察官が…
正当防衛の名を借りて暴力を後押しするような会話をしているなんて…。

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