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~約束~
ペニスの痛みを紛らわせようと、奈美様の細い御脚を、強く抱き締めました。
奈美様は痩せておられましたが、全体重をヒールの爪先にかけ、固く膨張したペニス一点に重みがかかれば、その痛みは尋常ではありません。
『まだかしら?』
上手に片足だけでバランスを取りながら踏み付けておいでです。
時々、ボクの頭を支えにして、軽く屈伸しながら爪先に勢いをつけておいでです。
奈美様のお顔に汗が滲んでおりました。
《奈美様も勃起したペニスは踏みにくいのだろう…こんな物の為に、いつまでも踏んでいただく訳にはいかない》
ボクは、抱きしめていた奈美様の御脚を持ち上げ、ヒールの爪先をペニスから外しました。
『おまえ!何をしているの?』
と、お怒りになった奈美様は、鞭でボクの背中を打ちつけました。
奈美様のお言葉や、鞭を無視して…
自分のペニスの上に、今度はヒールの踵を置きました。
そして、奈美女王様の御脚を抱き締め、自分の全体重を預けてぶらさがりながら、ペニスへの圧力を強くして差し上げようと…。
奈美様の体重と、ぶらさがるボクの体重が重みとなり、細い踵で踏み付ける痛さは倍増します。
すでに叫び声は声にならずかすれていました。
奈美女王様は御脚に体重をかけているボクに…
『おまえって子は…』
と少し驚いた表情をなさいました。
ボクは消え入りそうな声で
『つ…ぶ…し…て………』
縋るようなボクの言葉を聞いて…
奈美女王様の楽しそうな表情が、一辺して恐い表情になり…
『おやめ!』
と、奈美様はボクをお叱りになり、ペニスから御脚を降ろし、抱き締めていた腕を振り払われました。
ペニスから御脚を降ろす時に、奈美様は態勢を崩され、床に転んでしまわれました。
その瞬間でした。
自由を奪われていたペニスは、跳ねるように勢いを取り戻したかと思うと…
《ピュッー、ピュッー、ピュッー》
射精してしまいました。
精液の糸は、倒れこんだ奈美様に向かって飛んでいきました。
天に向かって勢い良く放たれた三本の放物線は、奈美様の頭、お洋服、御脚と別れて着地。
ボクは精液を出した達成感で、失神寸前となり大の字に倒れてしまいました。
『あはははは!』
奈美様の笑い声で我に返り、慌てて倒れてしまわれまれた奈美女王様を助けに…
奈美様は、お顔から、大切なビジネススーツから、ストッキングまで、ボクの出した精液で汚れてしまわれました。
『申し訳ありません。大変失礼な事を。ペニスは自分で引き裂いて御覧にいれます』
とお詫びを申し上げ、まだ勃起を止めないペニスに爪を立て、本気で亀頭の先の割れ目から引き裂こうとしました。
罰も満足に受けられず、奈美様に痛い思いをさせてしまった…。
踵で踏んでいただいたのにかかわらず、潰れる音もお聞かせできず…。
ましてや、許可も無しに射精するなど…。
マゾとしてはありえないと思ったのです。
『おやめ!』
優しいお声で、奈美様はおっしゃいました。
『いいのよ。ふふ。負けたわ。最高に楽しかったわ。おまえ見込みありそうね。
ふふふっ、なんとなくね…第一印象から《このコは何かある!》と思ってたのよ。
私の勘が当たったわ。』
ボクはおっしゃっている《勘》の意味を理解できずにいると、
『私はSでなければ愛情も…
時として私生活までダメになってしまうの。
同じように、立場は入れ替わりますが、おまえは完全なるマゾだわ。
マゾとして生まれて、マゾとしてしか生きられない人間ね!』
《身体に電気が走ります…》
『……あ、ありがとうございますと言うべきでしょうね。』
無事に御調教を終えた安堵と、お褒めいただいた嬉しさと、『マゾとしてしか生きられない』のお言葉で、ボクは照れながら、泣き笑いで、震えていました。
『いるのね。おまえみたいなコが。素敵よ。』
『はぁ…』
『おまえ、本気で調教を受けてみる気はあるの?
専属奴隷として…かなり厳しい調教になりますけど…』
Mのみなさんならご理解いただけると思いますが、夢のようなお言葉でした。
『もちろんです!奈美様に…その様におっしゃっていただけて…感激です。
是非とも御調教をお願いいたします。』
奈美様にお会いしてから3時間余り…
天国と地獄を体験し、SMの奥深さを知り、反省させられました。
ボクの甘えた考えを、根こそぎ破壊してくださった御方の専属になりたい…。
『覚悟はよろしくて?』
こんな運命の悪戯に、身体が震えない訳ありませんでした。
奈美様はスーツについた精液を、ウェットティシュでお拭きになりながらお話になりました。
《ボクに御命じくださいとお願いしたのですが、シミが広がるからと拭かせていただけませんでした(笑)》
『実はね。私はこのクラブの女王ではないの。
お店のママと知り合いでね。SMのサークル友達なのよ。』
子供に童話を聞かせるようなお話し方です。
『お店の女王がね。
年始はお休みだったもかかわらず忘れていて、年末におまえの予約を取ったらしいの。
ほとんどのお店の女王は年末から休暇を取ってしまってるし、原因を作った女王は予約を取った日が最後の日だったらしくて、辞めて実家に帰ってしまっんですって。
ママが困ってしまってね。
御自身もバカンスで海外ですし、お店の信用問題でしょ?
それで、私に白羽の矢が当たった訳なの。
幸いにも?不幸にも?…ふっふっ、今年のお正月は暇でしたの。
お正月にSMしたいくらいだから、どんな変態がくるのだろうと興味もあったの(笑)。
そうしたら、おまえに会えた。大正解かしらね?』
それから…
お店がお正月休みで、他に調教の御予定も無いという事で、2時間くらい奈美様とお話させていただきました。
年末からの引き続きの会社の出張で、昨日お帰りになったばかりだと言う話。
ボクの就職の話。
などなど、プライベートな事など、他愛もない話をしました。
『ところで、日曜日はお暇かしら?』
暇です!と即座に答えると…
『毎月1回、日曜日。おまえの為だけに調教してあげてよ。
日曜はクラブはお休みと聞いていますし、ママにお話すれば、きっとこのお部屋を貸してくださるハズだわ。
ジックリ、おまえを調教できるわ。
おまえに見込みがあれば専属にしてあげてよ。
ただし…期間は1年間。今年の年末までに、私の眼鏡にかなえば専属にしてあげるわ。
ひと月でも調教に来れなかったり、遅刻したり…
おまえが諦めたら終わり。いかが?』
『ありがとうございます』嬉し涙がこぼれます。
『可愛い子ね。ここに来る時は1週間は禁欲なさい。
おまえの事ですから毎日2~3回はしてるでしょうから(笑)キツイかしら?
お約束を守れない時は終わりよ。
それから、きょうみたいな調教態度も注意なさい。
常に緊張感を持って頑張るのよ。』
お正月の電車の中は空いていて…奈美様の御調教を思い出すのに好都合でした。
途中、我慢できなくなり、デパートのトイレの個室で2回も…。
部屋に戻ってもオナニーが止まらずに、ゲッソリするほど射精してしまいました。
これから、ずっと奈美女王様の御調教を受けられる幸せで有頂天でした。
この後、奴隷候補として奈美様に御調教をしていただく事になります。
調教としては、一番厳しい日々でした。
専属…と呼ばれる日がいつ来るのか?
とにかく、夢の入り口には辿り着いたようです。
玲瓏の奈落 ~試練Ⅰ~ 完
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- 1983-01-03
- 試練Ⅰ
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