2ntブログ

Entries

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

-件のコメント

コメントの投稿

投稿フォーム
投稿した内容は管理者にだけ閲覧出来ます

22歳 2月 vol2

『夜明け前』   『整理整頓』




~夜明け前~

2月の早朝4時半。
…まだ、夜も明けきらない中、家を出ました。
お約束の時間に遅れない為には、始発に乗らなければならなかったのです。

~22歳 2月14日~
朝、6時。ご指定の場所。
最初にお会いしたお部屋のドアの前に立ちました。
寒さか、あるいは期待感かか?
震える指でチャイムを押します。
『ピンポーン♪』
中から人の気配がしてインターホォンから…お優しい声が…

『はい』

『○○です(本名です)』

『ドアを開けてお入りなさい。』

『はい』


ドアを静かに開けると…
神々しいまでの笑顔で、奈美様が立っておいででした。
ボクは、奈美様から放たれるオーラといいますか、気品といいますか…一瞬で圧倒されていまい…

『お、おはようございます』
と、声を震わせて御挨拶をしました。

『ご機嫌よう。朝早いのに、遅刻もせずによく来たわね。寒かったでしょう?』

『はい』

『お部屋は暖まってるわ。でも少しだけ我慢なさいね。
ここで、着ている物を全てお脱ぎなさい。必要ありません。
きちんとたたんで、脱衣籠に入れなさい。だらしのないコは嫌いよ。』


ドアを開けた時の冷気が玄関に漂っていましたが、1ヵ月ぶりにお会いした奈美様のお姿に、寒さを忘れていました。

あぁ…始まるんだ…夢にまで見た瞬間が…
ボクは着ていたジャンバーを脱ぎはじめました。
奈美様は椅子にお掛けになられ、ボクの脱いでいる姿を見ておられました。
前回に経験しているとはいえ、女性の前で…しかも、憧れの奈美様の前で…服を脱いでいる姿を見られるのは…
何回経験しても慣れるものではありません。
恥ずかしさ(嬉しさ?)で顔を火照らせながらも、一枚一枚脱いでいきました。

最後の一枚。
パンティーに手をかけると、いきり立つペニスの先から零れる淫乱汁(ガマン汁)でビショ濡れで…
そっとパンティーを脱ぐと、ガマン汁が長い糸を引いています。
ガマン汁の糸引きをお見せした恥ずかしさに、チラっと奈美様のご様子を拝見すると厳しい眼差しでこちらを見ておいでした。

『あっ!』
心の中で我に返りました。
もしかして…奈美様はボクを試しているのではないか?と思ったのです。




~整理整頓~

前回の御調教で、あまりの興奮で我を忘れて、数々の非礼を尽くし、最終的には奈美様のご好意で許されたものの、無礼の罰として、ペニスを本気で潰されようとなさった御方です。

『調教の間は、常に緊張感を持ちなさい。次は許しません。』
と言われたハズ…。

ボクは脱衣籠に入れた服を、もう一度正座をして綺麗にたたみ直しました。
ジャンバー、ジーンズ、パーカー…。
たたみ終えた後、Tシャツとビショ濡れのパンティーを脱ぎ、小さくたたんで脱衣籠の一番下へ入れました。

『お待たせいたしました。』
椅子に腰掛けておられる奈美様の前に向き直り、正座をして頭を下げました。

『顔をお上げ。』

『よくできました。いいコね。おまえは興奮しすぎると、我を忘れるようですから…脱いだ物を雑にして脱衣籠に入れたりしたら、その場で追い返そうとしましたの。ふっふっふ、可愛いわ。』


奈美様はボクに近づいてこられ、正座しているボクの頭をいとおしむように撫でてくださいました。

そして…ボクの顎を優しく上へ向かせ、前髪を上にかき上げると…正座して見上げているボクに満面の笑顔を…




~首輪~

『おいで』

神様のような笑顔で、放心状態になったボクを部屋に招いています。
家畜のように四つん這いで、奈美様の後ろを歩いていきます。

玄関のあるお部屋から、奥のお部屋の中に入ると…
20畳もあろうかと思える程の広いお部屋でした。
調教道具が、まるでオブジェのように壁に飾られ…
いや、きちんと整理されてありました。
お部屋は綺麗にお掃除されており、フローリングの床は、素足でも滑りそうなくらいピカピカに磨いてあります。
当時としては珍しく床暖房がされてありました…。
この奥にもお部屋があるようですが、今は閉じられており伺えませんでした。
奈美様はお部屋の大きな窓ガラスの前で、手に何かを持って籐の椅子におかけになられています。

『こっちよ。首をお出しなさい。』

奈美様が手に持っていらしたのは、小さな箱に入った首輪でした。
奈美様自らの手で、ボクの首に首輪を付けてくださいます。
血の色をした首輪は、皮のいい香りがしています。
革のザラザラした感触と、止め具の金属の冷やっとした感触がなんとも心地よく…

『先日、おまえに似合う赤い首輪を見つけて参りましたの。いかが?お気に召して?』

『ボクの為に?本当ですか?感激です!ありがとうございます!』


床にひれ伏してお礼を申し上げると、情けない話ですが…また涙が(笑)

『あら?おまえは感激屋さんなの?』

『いえ…自分でも訳がわからないのですが、奈美様の前だとなぜか…


ホントにそうなんです。
奈美様の前だと、普段の自分の殻を脱げる気がして…
気持ちが高ぶるのとは違うんです。
妙に素直な自分になれると言いますか…。
言葉にならないような感情が沸き上がってきて…。
泣くと言う行為でしか、自分を表現できなくなるのです。
それが今後…辛くても、嬉しくても…

『まあ。可愛いこと。でもね。おまえはまだスタートラインに立っただけよ。
これからもっともっと辛い事、苦しい事が待ってるわ。頑張れるかしら?』

『もちろんです!何が何でも頑張ってみせます。お願いいたします』

『よろしくて?今までに何人もの奴隷候補者に首輪を贈ったわ。
いまだに、私の眼鏡に叶ったコはいなくてよ!
途中で捨てたコは、両手では足りませんの。
中途半端はいらないの。完全でなければならないわ。おわかり?』

『はい。』

『簡単なお返事ね。覚悟はよくて?と聞いたハズよ?
完全になるのよ。おまえも…私も。』



0件のコメント

コメントの投稿

投稿フォーム
投稿した内容は管理者にだけ閲覧出来ます

Appendix

プロフィール

FC2 Blog Ranking

最近のコメント

メールフォーム

ご感想などお寄せください。

名前:
メール:
件名:
本文:

フリーエリア

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる