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『ドア前』
~19××年 3月14日~
花冷えのする3月14日。
待ち焦がれた日がやってきました。
奈美様に2回目の御調教を授かる日です。
きょうの御調教の為に、昨夜は7時に床に入りましたが…
期待感と恐怖…それと淫らな気持ちが入り乱れ、なかなか寝付く事ができませんでした。
少しだけお酒の力を借り、無理矢理眠りにつきました。
お酒に強いほうでは無いので、ほんの少し飲んだだけでぐっすり休めました。
朝は2時に起床して、身の回りの準備をします。
お風呂に入り身体を暖め、ペニスを中心とした無駄毛のお手入れ。
毎日念入りに毛抜きを使って処理していても、そこは男ですから、脛、脇、陰毛などは油断できません。
見逃している場所がないように、指の腹で確かめながら綺麗に処理いたしました。
御調教中に粗相があってはいけませんので、浣腸をしてお腹の異物を出し、さらに中を何度もお湯で洗浄しました。
アナルを御調教いただけるのは、まだずっと先のお話なのですが…
女王様の前に曝け出すボクの身体の中に、汚いものを詰め込んでいては失礼だからと、自然と身についた習慣でした。
お風呂から上がり…
朝から涎を垂らしているペニスにゴムを被せて、真新しいパンティーを汚さないように履きました。
予備で2、3枚のパンティーと、ゴムを半ダース。
精液採取の成果が入ったビンを冷凍庫から取出し、丁寧にタオルで包んでバックの中へ。
御調教レポートもビニールに包んでバックへ。
お部屋の鍵を締めて、自転車に乗ったのは3時半を少し回ってました。
ボクの部屋から都内にある御調教部屋までは、電車で40分余り。
ただ、始発が動きだすのが4時半くらいでしたので、お約束の5時に御調教部屋に伺う為には、自転車で迎う以外はありませんでした。
試しに1度、下見を兼て向かったところ自転車で約1時間弱。
3時半に出れば余裕で到着できます。
御調教部屋があるマンションの近くに、ファーストフードレストランがあるのを確認してありましたので、早めに着いたら時間を潰せます。
胸をドキドキさせながらペダルを漕いでいると、ひと踏みひと踏みが、奈美様に近づくステップに感じられました。
まだ3月、しかも夜も明け切らない早朝。
自転車で風を切って走れば寒さを感じるハズですが…
自転車を懸命に漕ぐ為か…
奈美様にお会いできる興奮なのか…
たいした寒さを感じる事はありませんでした。
御調教部屋に着いたのが、下見の時と同様に1時間ジャストの4時半。
少し早かったので、ファーストフードレストランで休もうかと考えました。
でも、ボクが休んでいる間、奈美様はボクをお部屋で待っていてくださる…。
それを思うと、ボクだけ休んでいる訳にはいきません。
近くの公園の公衆トイレで付けていたゴムを外し、別のパンティー履き替えました。
ゴムの中には、精液と見間違いそうな量の先走り液。
お約束のお時間までの30分あります。
履き替えた下着がゴム臭くなると失礼になると思い、コンドームを使わずに直にパンティーを履きました。
自販機の暖かい缶のお茶を啜りながら、マンションの前で時間までお待ちしました。
10分前…。
自転車をマンション近くの電信柱に置き、エレベーターに乗り込みます。
小さなマンションの8階にある御調教部屋に着き、お約束の時間まで直立不動。
お茶で喉を潤したにもかかわらず、早くも緊張で口の中が乾いてしまいます。
《ピーンポーン!》
時間になりましたのでお部屋のチャイムを鳴らしました。
すぐに…。
『はい。』
《あぁ…インターフォン越しに、奈美様の美しいお声が…》
『おはようございます。お約束いただいた○○(本名)です。』
『いらっしゃい。遅れずに良く来たわね。お待ちなさい。』
『はい!』
チェーンロックを外される音がした時に、このまま立ったままドアが開くのを待っているのが失礼に思えて…。
ドアの前を少し空けて土下座をしていました。
奈美様は、ドアの前でひれ付しているボクを御覧になり…。
『あら?ふっふっ。いいコだわ。ドアの前で伏せているなんて。よろしくてよ。
そのままお待ち!』
おっしゃって、再びドアを締めて、お部屋に入っていかれました。
『えっ?あのぉ‥』
戸惑いましたが、奈美様はすぐに戻ってこられ…。
『お待たせ。』
『おはようございます。奈美様!』
深々と土下座して。
『ふっふっ。ごきげんよう!お顔をお上げ。』
ゆっくりと頭を上げると…。
奈美様の笑顔です。
早朝なのに、眠そうなお顔ひとつも見せず…。
光輝く美しさ。
感激です!
『今のおまえのお出迎えは本当に嬉しくてよ!』
『ありがとうございます。立ったまま、ドアが開くのを待っていられなかっただけです。お褒めいただいて光栄です。』
『それでいいのです。朝から気分がいいのでご褒美をたくさんあげてよ!』
『嬉しいです。』
奈美様はしゃがまれ、ボクの首に真っ赤な首輪を着けてくださいました。
そして…脱衣籠を差し出され…
《えっ?脱衣籠?》
『ご褒美ですわ。ここで全裸になる事を許しますわ。全部脱いだら知らせて頂戴。』
再びドアを締めて、お部屋へ…。
《ここで?》
えっ?ここって?ドアの前で?
日曜日の早朝とは言え…どなたが住んでいるかわからないマンションです。
お部屋数こそ少ないですが…。
しかし…気分良くされている奈美様の御意志を裏切る訳には参りません
。
覚悟を決めて脱ぎました。
ドアの魚眼レンズに視線を感じ…
またドアの前という露出行為に…頭の中の恥ずかしさと反比例して…
胸は熱く、身体は反応してしまいます。
全裸になると、早朝の3月の寒さが身を引き締めます。
マゾ奮いか?寒さの為の震えか?
脳でも判断ができないような気持ちが湧いてきます。
脱衣籠に入れるお洋服を綺麗にたたみ、再びチャイムを鳴らします。
ペニスから流れる陰液が糸を引き、ドア前のコンクリートに筋を描いておりました。
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- 1983-03-14
- 試練Ⅲ
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