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22歳 4月 vol.2

面接条件
『私がアレンジしたお洋服はまだお家にあって?』

『はい!大切に保管してあります。』

『それは良かったわ。あれを着てらっしゃい。』

『わかりました。』

『それを着て、終電で帰宅される皆さんの蔑んだ目に曝されるといいのよ。ふっふ!』

『は、はい…。』

『おまえは自転車で来るのかしら?
それならば、車のライトに恥ずかしい姿をたっぷりと曝される訳ね?ふっふ!』

『はい…』

『マンションに着いたら、おまえが隠れていた花壇にお洋服を捨てて、調教部屋ドアの前で待ちなさい。
あの調教部屋に…おまえのようなゴミが使える脱衣籠など無くてよ。』

あの…お洩らしした花壇に捨てる?
御調教部屋にボクの衣類を置くスペースが無いと言う事は…
花壇からお部屋には裸で伺う事に…
捨てるという事は、裸で家に帰る事になるのでしょうか?
それとも…もうボクには着る物など必要は無く…
お家には帰していただけないのかのでしょうか?


『お約束を叶えていただいて感謝しています。』

『ゴミでも感謝できるのね。』

『はい。ありがとうございます。』

『当日がおまえにとってどんな日であるかは知っていますわ。
でもね。その日しか私達には時間がありませんの。
逃げ出すなら今のうちですよ。
もっとも…おまえがこのチャンスを逃せば、おまえの願いは一生叶わないわ!』

『いえ!決して逃げたりしません!
ボクが望んで、奈美様に叶えていただいた面接ですから。』

『ふっふ。もっともらしい台詞ですこと。ゴミ!』

『はい。』

『その程度の覚悟は当然と言えば当然です。
そんな台詞、私の奴隷だって言えますわ。
おまえの場合はね。もっと違う覚悟が必要になるわ。』

『はい。どんな事も覚悟いたします。』

『そう!プライド無いおまえに相応しい覚悟を教えてあげてよ。』

奈美様に教えていただいく覚悟…。
凍り付く思いでした。
《おまえに相応しい覚悟っていったい?》

『面接で…私の奴隷達の中で、おまえを飼いたいと言うものが現われた場合。
その時点で、おまえを奴隷の所有物として認めます。
おまえの望みは叶えられてよ。』

『……。』

『おまえを飼いたいと言うものが現われなかった場合。
すでにおまえは要なしです。
泣こうが喚こうが二度と私達の前に姿を現さないでちょうだい。よろしくて?』

『はい!わかりました。』

『奴隷の所有物になれた場合。
おまえは人間生活を放棄したとみなし、檻での生活を送りなさい。』

『あっ…はい…』

『当然、会社は辞めていただく事になるわ。』

『……。』

『お返事は?』

『はい…。』

嘘だと思われる方が大半だと思います。
物語のほんの一部だと…作り話でしょ?と。
ただ、奈美様は確かにお電話でおっしゃったのです。
奈美様のお話の内容が、奈美様の本意であるかどうかにかかわらず…。
次のようにおっしゃいました。

『おまえはもう太陽の光を浴びる事もなく、外の空気を吸う事もない。
朝も昼も夜も必要ありません。
時間の観念も必要ありません。
餌の時間と、奴隷達が必要な時にだけ檻から出される。
薄暗い檻の中で一生暮らしなさい。
もちろん、私の傍に置いてあげてよ』

『はい…。』

《怖い》と思いました。
22歳になったばかりで…一生を檻の中で終える生活。
いくら奈美様のお側にいられても…怖いと思いました。

『おまえは私の傍にいられるだけで満足なのでしょう?』

『は、はい…』

奈美様に伝わらないように、平静を装ってるつもりでも声が震えています。
声だけじゃありません。身体全体が震え始めています。

《そんな生活に耐えられるだろうか?》

間違いなく無理に決まっています。
正常に考えれば、誰だって絶対に無理なのです。
ただ…《奈美様のお傍》なら耐えられるかもしれない…。
ボクの気持ちは、間違った思考に向かっていました。
無理を承知で、奈美様の条件に納得するボクは…狂っていました。

『傍には置いてあげますわ。
ただし…私がおまえに会う事はありません。
檻に入れられた人間のクズに、この私が会うことなどできる訳ありませんもの。』

『えっ!それじゃあ…』

『私の家の地下室に住まわせてあげます。私の傍にいられるだけで十分なのでしょ?』

SM小説にありがちなシュチュエーションです。
まさか?と疑いながらも、奈美様がおっしゃる一言一言は自信に満ちており…
疑うスキも与えてくれません。

《どうしよう…なんでこんな事に…》
マゾとして奈美様に出会ってしまった事を呪うべきなのでしょうか?

『次に…面接が不採用になった場合。
おまえのような人間が、2度とマゾなどと名乗らないような処置をしてあげるわ。
おまえはマゾなどではなく、人間のクズなのですからね。
クズにはペニスなど必要ありません。
ひとつ間違えれば、凶器になりかねませんもの。
睾丸を残して、根元から切り落とします。』

受話器を持つ手さえ、ブルブルと震えました。

『安心なさい。私の奴隷に医者もいますわ。
もう何人ものペニスを切り落としてますの。
ペニスの切断に関してはプロ中のプロです。
しばらく会社はお休みする事になりますけど…
傷口が塞がれば外出もできますし、お小水もできるようになりますわ。
もっとも…2度と立ってお小水をする事はできませんけどね。』

どこまでが本気で、どこまでが嘘か?
ボクは判断ができないくらいに怯えきっていました。
現実にはありえないお話にですが…(現実にもちゃんとありえるお話でしたけどw)
22歳の未熟なボクにとっては全てが真実に思えて…
絶望的な未来に眩暈がしていました。

『部屋に入った瞬間、おまえの未来は私の奴隷達に委ねられるのです。
よろしくて?今ならまだ、逃げるという選択肢も残っているわ。
私はね。1度は私の見習い奴隷として仕えたプライドがあるのなら…
せめて最後は人間らしさを取り戻して、今すぐ私の前から姿を消してくれる事を願っていますわ。』

《ガチャ…ツー…ツー…ツー…ツー…》

布団に潜り込み、ガタガタと震えていました。
怖くて、怖くて、怖くて、怖くて、怖くて、怖くて…。

朝まで一睡もできずに震えていました。

奈美様からのお電話をいただくと…
いつも醜いまでに勃起していたペニスも…
今は、怯えるように縮こまっています。
何度も触って、精液採取を試みようとしたしたが…
あまりにもショッキングなお話を聞いて、役に立ちそうもありませんでした。

《どうしよう…耐えられないくらい怖い…。地下室で終える一生とペニスを切り落とされる一生。》


3月31日AM5:00
お約束をいただいた時間まで19時間余り。

ボクは逃げる事に決めました。
《私の前から姿を消してくれる事を願いますわ》
奈美様の御本意は…姿を消す事?
御本意を尊重するならば、人間らしい決断をした方がいいのだろうか?
《逃げよう…ボクには無理…人間らしく逃げてもいいのかもしれない…》
そう決断をすると睡魔が襲い、今までの悩みが嘘のように解けました。


西日が部屋内を赤く染めるまで、12時間も眠っていました。
下半身に違和感を感じ、下着に手を伸ばすと…
大量の陰液と精液でビショビジョに濡らしていました。
毎日2回の精液採取をしていながら、夢精をしていたのです。


P.S.
SM小説にしかありえないお話。
そんなお伽噺は普通にありました。
想像を超えた世界です。
SF小説の世界です。

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