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22歳 4月 vol.8

コックニッパー
『奴隷と言うものは正直な生きものですの。特に牝はね。
嫉妬もしますし、欲深い生きものですわ。
その点に関してだけいえば‥。牝奴隷の方が可愛いともいえるわね。
ただそれは、私達のような主人にだけ言える事で、同じ奴隷同士にはS的になりますわ。
特にゴミなどには容赦しないものよ。
もしかしたら、おまえは牝奴隷の嫉妬で殺されるかもしれなくてよ。』

『こ、恐い…』

震えながら…一言が口をついて出てきました。
気が狂いそうになる程、真剣に恐かったのです。

ボクの後ろに立たれている奈美様は、ボクの言葉に反応したのか?していないのか?
ボクが《恐い》と言った後…何もおっしゃらなくなりました。
震えが止まらないボクを、黙って見下ろされています。
辺りを静けさが包み、エレベーターの作動音だけが静かにしていました。
かなり長い沈黙だったと思います。
1分や2分の簡単な時間ではなかった気がします。
この沈黙の意味は、いったい何だったのでしょうか?


沈黙の続く中、再びヒールの音がして、ボクの前にお立ちになり、何かを目の前
に差し出されました。
それは…
柔らかな長方形の皮でできた物と、長い紐。
皮には軍用ブーツに使われているような紐を通すフックが付いており…。

『それが何かおわかり?』

『………。』
声が出せないので首を振ると…。

『コックニッパーですわ。頭でっかちなおまえなら知っているハズでしょ?』

コックニッパー

『私の奴隷はもっと立派なコックニッパーを付けさせてますの。
そのコックニッパーは市販されている安物ですわ!
言い換えれば、おまえと同じ役立たずのゴミみたいなモノですわ。』

『は…ぃ』

『縮こまったペニスに装着なさい!靴ひもを結ぶように、縮こまったペニスを力の限り締め付けなさい。
役立たずのペニスも少しはマシに見えるのではなくて?』

コックニッパー…。
ペニスを拘束する道具です。
ペニスに巻き付け紐で縛り上げるのです。
中には、皮の内側に鋲や棘がついているのもあります。
そのコックニッパーでペニスを縛ると、堅くなったペニスに鋲が食い込むのです。
鋭利な棘付のニッパーなら、血を流す事もあります。

もっとも効果的に使用するには。
勃起時に装着してもたいして効果はありません。
ペニスが萎えている時に装着すると…勃起した時にさらに効果が増します。
ペニスが収縮している時のまま縛られる訳ですから…膨張したら大変な事です。
一般的には、使用しやすさから薄手の皮製品で…
靴ひもを結ぶようにゴム紐を穴に通して縛るものが主です。
ゴム紐でしたら多少の伸縮もありますし、お遊び程度でしたら安全です。
金属製でリング状になったコックニッパーもありますが…
装着して勃起させると地獄の苦しみです。
ご自分のペニスのサイズに合わない物を使用すると、使い方によってはペニスが壊死するでしょう。
コックニッパーを使用して勃起させたペニスは、射精もできずに萎えません。
最終的には刃物等でペニスを傷つけ、血抜きしないと外せなくなります。
使い慣れた方以外は、絶対に使用しない方が賢明かもしれません。

奈美様がボクに装着をお命じになられたコックニッパーは…。
普通のコックニッパーよりも厚手の皮で作られており、萎えたペニスを1巻きして少し余るくらい。
重なり合う部分は薄手になっており、装着して縛った時にペニスの皮が挟まれない細工が施されてありました。
紐を通す穴は無く、代わりに小さなフックが付いており、それに紐をかけて縛るタイプ。
縛られたペニスを傷つけないように、フックのが付いている裏側には別の薄手の皮が張りつけてあり…
金属部分でペニスを傷つけないような細工がされていました。
紐はゴム紐ではなく、やや細目の凧糸。
細目のと言いましても、引っ張っても切れそうな糸ではありません。
お渡しくださった時は気付かなかったのですが…
奈美様が言われたような市販の安物などに見えませんでした。


《そのコックニッパーを装着なさい!》

目の前にあるコックニッパーを手に取り…蓄奴の姿勢をやめて正座いたしました。
震える手で、コックニッパーをペニスに巻き付ける仕草を見られているのが妙に恥ずかしく…。
普通の男性で言うところの、事に及ぶ前のコンドームを付ける瞬間を見られているような感じでしょうか(笑)

紐をフックに掛け、縛り上げようとするのですが…震える手が言う事を聞きません。
何度やっても上手にできずに焦りました。
焦れば焦る程空回りしてしまいます。
エレベーターのボタンを押す事さえ満足にできなかったのですから、無理もないお話しです。

『自分のだらしないペニスにコックニッパーを装着するのに何時間かかるのです?
私をわざと待たせているのですか?』

『も、もうしわけ、あ、ありません。』
口も満足にきけてません。

『付け終わったらお部屋の呼び鈴を押しなさい。
おまえを待っていては時間の無駄ですわ。
奴隷達を中で待たせていますの。
そろそろ奴隷達の餌の時間ですし…私の愛液を飲ませてあげないといけませんの。
空腹のままでは、奴隷達の機嫌が悪くなりますの。』

《私の愛液を飲ませてあげないとね》
奈美様の奴隷達は…奈美様の愛液を飲んで暮らせる…
単純に羨ましい気持ちと…
今のボクの立場では決して持ってはならない感情が生まれてきました。

ゴミと罵られる立場の身の程知らずな感情…。
『嫉妬』でした。

ただ奈美様のお側にいられるだけで…などと。
愁傷な言葉を吐露していたボクが…。
奈美様が所有されている奴隷達に対して、猛烈な嫉妬の炎を燃やしていました。

《いやだ!絶対にいやだ!奈美様の愛液を他の奴隷に飲ませるのはいやだ!》

とは言え…。
ボクは奈美様から《ゴミ》と呼ばれる生きもの。
奈美様から愛液を与えられている奴隷達の奴隷に成り下がろうとしている身の上。
奈美様が可愛がる奴隷に嫉妬するなど失礼極まりないお話なのですが…。

『好きなだけコックニッパーを装着するお時間を与えてあげてよ。
その分、奴隷達に与える愛液が多くなります。
わざわざゴミの面接の為に真夜中に呼び出したのですから…
精一杯可愛がってあげませんと可哀想ですわ。ふっふ。』

震える身体でなければ…
声さえちゃんと出せれば…
奈美様に嫌われようが、捨てられようが…。
『愛液をお与えするのはお止めください』と。
『ボクを処分(面接)なさってからにしてください!』と。
言ってしまったかもしれません。
我慢できない嫉妬心が…。
奈美様を独占できるハズなど無いと頭では理解していても心は乱れます。

『じゃあ!頑張りなさい。装着が終わるのが朝まででもよろしくてよ。』

奈美様は御調教室のドアを開け…中へ向かってお声を掛けられます。

『ミイ!ルイ!コト!
ゴミの面接準備ができるまでご奉仕の時間ですわ!
たっぷり舐めさせてあげるから出てらっしゃい!』

ミイ、ルイ、コト…奴隷達の名前のようでした。

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