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22歳 4月 vol.9

装着完了
奈美様はお部屋の中へ消え、ひとりぼっちでエレベーターホールに残されました。
悲しい涙を拭えぬ程震えた手、そして身体。

《このままでは、奈美様のお体が…奴隷達の舌で汚されてしまう…》

必死でした。慌てながら必死でした。
今、奈美様へのご奉仕を止められるのはボクなのです。
ボクが、この萎えたペニスに、いち早くコックニッパーを装着し…
お部屋の呼び鈴を押しさえすれば阻止できるです。
震える右手を震える左手で叩き、震えを止めようとしました。
端から締め付けると力のバランスが取れないので…
真ん中のフックへ紐をかけて縛り、次に根元から順番に縛っていきました。
力の加減ができず、目一杯縛って結び、同じ作業を全部のフックに繰り返しました。
萎えたままのペニスは、僅かな皮の厚みと紐の縛り具合で小さく細い勃起状態を作り出しました。
長さににして7㎝、直径にして2㎝程の小さい勃起ペニスの完成です。
根元から亀頭のすぐ下、いわゆるペニスのウェストの部分が以上に細く…
自由な亀頭部分だけがやけに目立った醜いペニス。
強く縛り過ぎた為に少し痛みましたが…
萎えたペニスをコックニッパーを使って勃起状態に保つには、これくらいの痛みを伴わないと無理でした。

手の震えは少し治まったものの、身体は以前として自由が利きません。
這いずりながらお部屋のドアまで進み、手を伸ばしてインターフォンを押しました。

《ピーン!ポーン!》

御調教室のドアが閉まってから、3分も経たない早さでインターフォンを押せました。
ですが…鳴らしてから15秒、30秒経ってもお返事がいただけません。

《奈美様!もしかしたら…奴隷のご奉仕で…ボクをお忘れになられたのですか?》

《ピーン!ポーン!、ピーン!ポーン!、ピーン!、ポーン!》
何度もインターフォンを押してしまいました。
すると…インターフォンのスピーカーから。

『何度も何度も鳴らさなくても聞こえてますわ!ゴミのくせに失礼ですわ…あぁ…いい…。
今は奴隷のお食事中ですの…ぁぁ…素敵ぃ…お上手ね…いい子だわ。
舌を伸ばして奥まで舐めなさい。美味しい蜜が溢れていてよ。』
そして、インターフォンは切られてしまいました。

ショックでした。
奈美様が奴隷達に御奉仕させている様子をインターフォン越しに伺うなんて…。

《ピーン!ポーン!》
再びインターフォンを押し続けていました。
御奉仕を止めさせたくて…止めさせたくて…止めさせたくて…止めさせたくて…
いつのまにか、自由が利かなかった身体は立ち上がっており…
インターフォンに向かい話までできるようになっていました。

『奈美様!奈美様!お約束通り、コックニッパーを装着いたしました。
お願いです。お部屋にお招きください!ボクを面接してください!奴隷の皆さんに、お引き合わせください!』

『煩いわよ!あぁ…今はダメよ…おまえだって…
私がどんな状態…だか…いぃ…あぁ…おわかりでしょ?
おまえを招きたくても…無理だわ…溶ろけそうなの…お待ちなさい』

嫉妬です。奴隷たちに対する嫉妬でどうする事もできません!
意地悪をしているみたいにインターフォンを鳴らします。

『奈美様!お願いです。お招きください!コックニッパーは装着いたしました。』

『はぁ…あぁ…いぃ…お待ちなさい…逝くまで…私が逝くまでお待ち…
ミイの舌は最高よ…すぐに逝きますわ…』

失礼は承知でした。せっかくの女王の愉しみを、奪おうとしているのですから…。

『奈美様!奈美様!ご命令に従い、コックニッパーを装着済みなんです。
御覧ください!奈美様に早く見て欲しいのです!』

『あぁ…気持ち良くてよタマ!…ゴミの言う事なんて聞かなくてよくてよ…
おまえはおまえのお仕事なさい…ゴミの…分際で…はぁ…私に…お願いするなんて…
非常識ですわ……』

『自分の置かれている立場はわかっています!
でも、でも、ボクはまだ完全なゴミではありません!
まだ面接もしていません!採用にも不採用にもなってません!お願いです!お招きください!』

インターフォン越しの会話が、プツっと途切れました。
奈美様が会話を拒否されたようです。
やはり、ボクよりも…可愛がる奴隷のご奉仕をお求め…。
すると…。

《ガチャ》
嫉妬で狂い泣きしているボクの耳に、玄関ドアの鍵が外される音がしました。
ゆっくりドアが開くと、心なしかお顔が桜色に染まっておられ、汗をかかれておられる奈美様が…。
咄嗟にひれ伏す際、奈美様の表情を一瞬拝見させていただくと、かなり怒っておられるご様子にお見受けしました。。
当然でしょう。奈美様のお愉しみを…寸前で、半ば強引に奪ったのですから…。

『ゴミのくせに!殺してしまいたいわ!』

『も、申し訳ありません。』

震えや、口のもつれも消えていました。
奈美様をご奉仕していた奴隷への嫉妬で、嘘のように消えていました。

『御覧ください!コックニッパーを装着させていただきました。』

『ふん!萎えたペニスが見違えるようね。でも…御粗末です事。
もっと大きくして御覧なさい!ふっふ!できる訳ありませんわ!』

身体の震えは止まったのですが、まだペニスは萎えたままでした。
ボクの心の中は、恐怖へのわだかまりが残っているようです。

『奈美様!面接をお願いします!』

『よっぽど私の奴隷の奴隷になりたいようね。いいわ!面接いたしましょう!
でもね。既に第一奴隷のミイの結論は、おまえなど不採用だそうよ!
当然ですわ!自分のお食事を邪魔されたのですからね。』

『はい!覚悟はできています!』

『まぁ~聞き分けが良いこと。第二、第三の奴隷も、先程のタマとのやりとりを見ていましたわ。
専属順位はつけられてるとはいえ、3人は私に仕える身。
ミイへの無礼は第二、第三奴隷への無礼と同じ事。
強いては…飼い主である私への無礼!
もはや採用は難しくてよ!奴隷達が万が一許したしても、私が絶対に許しませんもの。ふっふ!』

何があっても不採用の面接試験。
奇跡の欠けらも起きません。
それでも…
例えデキレースの如く物事が決まっていたとしても…。
面接試験をしていただきたいと愚かな願いを口にしました。

『それでもかまいません!面接をする為に伺いました。お願いします!』

『会ってもいない私の奴隷達に随分とご執心ですのね。
おまえってゴミはどこまで卑屈になれるのかしら?』

『奈美様の奴隷達に興味などありません。
奈美様のお側にいられる事がボクには大事なんです。』

『今の言葉…お部屋の中にいる奴隷達も聞いていますわ。
インターフォンはつないだままにいてありますの。
きっと今頃、おまえへの憎悪を最大限に膨らませていますわ。
いよいよ、おまえの面接は必要無いのではなくて?
今すぐおかえり!ゴミ!邪魔ですわ!』

お部屋の中は防音されており、エレベーターホールでのやり取りは聞こえないと思ってました。
インターフォン越しに聞くボクの発言は、面接をしてくださる奴隷達にはマイナス要素ばかりです。
ですが…ですが…。

『まだ…まだ…完全なゴミではありません!』

『ゴミでしょ?完全な!底まで堕ちているでしょ?』

『いえ!まだです!ボクはまだ生きています!面接をしていただいてからです!
その時にゴミと判断していただいたら…』

『判断したら?』

『本物のゴミにしてください!』

奈美様の表情が変わりました。
ボクを嘲笑い蔑まれたお顔が、真剣な表情に変わりました。
初めてお会いした時にペニスを踏み潰してくださろうとしていた目つきでした。

『覚悟があるのね?』

『はい!』

『お電話で私が言った事。嘘じゃなくてよ。私、本気ですわ。』

『はい!』

『よろしくてよ…』

そうおっしゃると…
一瞬だけ、ほんの一瞬だけ…。
お優しい瞳を見せてくださいました。

《あんなお優しい瞳に見つめられたい…
そのためならどんな事だって乗り越えられる!》

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